オーダーメイドステンドグラス「人魚姫」も組み立ては最終段階です。4枚組の4枚目です。
大判のステンド4枚ともなると、ハンダの消費もすごいです。約10kgです。ハンダの値段ももう少し下がってくれるとありがたいのですが。
窓用パネルですが、オパールセントガラスを多用しているので、ガラスモザイクのように背面に光がなくてもそこそこきれいです。きっと、昼と夜とで別の楽しみ方ができると思います。
大判のオーダーメイドステンドグラス「人魚姫」は、4枚組ですが、2枚が組み立て完了し、3枚目に入っています。
下の写真は2枚目(右から2番め)のパネルです。台紙上に並べた状態です。緑のガラスが鮮明です。
パネルは1枚が89cmx136cmと大きいので、中央縦方向に補強の真鍮棒を通しています。リブ構造とも言います。これで、静的には強度が増しますし、動的には共振周波数を上げる効果があり、耐震性も向上します。最近地震が多いので、念のために入れます。
下の写真は3枚目(一番左側)です。台紙上に並べて、これから組み立てです。
大判のステンドグラス「人魚姫」は、2馬力(二人体制)で制作しています。ガラスをカットする傍ら、作業者Bが、コパーテープ(銅テープ)を巻いています。
組立作業前に、
今回のパネルの幅が作業台より大きいので、作業台を15cm幅で拡張工事しておきます。
コパーテープを巻き終えたピースは、最終段階=組み立て用の台紙の上に並べていきます。
早速ハンダ付けを開始。
パネルが大きく強度も必要なので、ガラスとガラスの間は1mmほど空けて、ハンダを多めに流し込みます。
大判のステンドグラス「人魚姫」では、タイル状のピースが白から青にグラデーションで並ぶ部分があります。11ピースなので11階調となるのですが、市販のガラスで11階調を揃えるのはまず不可能なので、フュージングで作ることにしました。
母材はクリアの板ガラスです。この上に、粉ガラスを載せて焼成します。まず、オパールセントの白をフルイでまんべんなく載せ、電気窯で焼成します。次に、ブルーの粉ガラスをグラデーションを付けながら載せます。
このあと、色に深みを出すため、透明の青のフリットを載せ、焼成します。焼成は都合3回です。
焼成後、型紙に合わせて、カットします。
他にも、白の板ガラスや、イリデセントのガラスをカットしています。カット作業も終盤です。
4枚組で、組み合わせたときの横の長さが3.6mx縦が1.4mになる、大判のステンドグラスに取り掛かっています。3人の人魚がデザインの中心です。
1枚あたり横89cmx縦136cmあり、型紙の制作も2段階です。まず、1/4サイズの型紙を作ります。ここには色もつけて、配色原紙の役割もします。
次にこの原紙を4倍に拡大コピーして、原寸大型紙を作ります。2枚つくり、1枚はガラスカット用、もう一枚は組立時の台紙に使います。
拡大コピーするとコピー機の癖で若干歪むので、周囲の線はmm単位で補正します。次に、各ピースに切り分けて、色ごとの仕入れ面積を見積もります。