大判のステンドグラス「人魚姫」は、2馬力(二人体制)で制作しています。ガラスをカットする傍ら、作業者Bが、コパーテープ(銅テープ)を巻いています。
組立作業前に、
今回のパネルの幅が作業台より大きいので、作業台を15cm幅で拡張工事しておきます。
コパーテープを巻き終えたピースは、最終段階=組み立て用の台紙の上に並べていきます。
早速ハンダ付けを開始。
パネルが大きく強度も必要なので、ガラスとガラスの間は1mmほど空けて、ハンダを多めに流し込みます。
大判のステンドグラス「人魚姫」では、タイル状のピースが白から青にグラデーションで並ぶ部分があります。11ピースなので11階調となるのですが、市販のガラスで11階調を揃えるのはまず不可能なので、フュージングで作ることにしました。
母材はクリアの板ガラスです。この上に、粉ガラスを載せて焼成します。まず、オパールセントの白をフルイでまんべんなく載せ、電気窯で焼成します。次に、ブルーの粉ガラスをグラデーションを付けながら載せます。
このあと、色に深みを出すため、透明の青のフリットを載せ、焼成します。焼成は都合3回です。
焼成後、型紙に合わせて、カットします。
他にも、白の板ガラスや、イリデセントのガラスをカットしています。カット作業も終盤です。