フュージング画で「牛久沼」を描く

無鉛ステンドグラスとして制作しています、「フュージング画技法」は、ガラスのみで描くステンドグラスです。ベースになる厚板ガラス上に、ガラスフリット(ガラスの粉)や薄板ガラスを載せて、電気釜で融着させます。

フュージング画の良いところは、ステンドグラスのようにくっきりとした境界線を描かない、という選択肢を取れるところです。ですので、軽やかな絵や、淡い絵、繊細な絵をガラスで描くことができます。

現在制作中の絵は、横80cmほどの大判のフュージング画で、近所の牛久沼を描いています。原画を参考に、ベースガラス上に、カラフルなガラスフリットを載せて、何度も焼き重ねていきます。

牛久沼の風景をフュージング画で描いています

牛久沼の風景をフュージング画で描いています

和風ステンドグラス「比翼の鳥」は、組み立て中

円形ステンドグラス「比翼の鳥」は、最終の組み立てから仕上げ段階です。

研磨し終わったガラスピースには、縁に銅テープを巻き、ハンダ付けの用意をします。

縁に銅テープを巻かれたガラスピース

縁に銅テープを巻かれたガラスピース

全ピースに銅テープを巻き終わり、いよいよ台紙の上に並べていきます。ジグソーパズルです。ワクワクしてきます。

台紙上に、ピースを並べていきます

台紙上に、ピースを並べていきます

銅テープの部分にフラックスを塗り、次に溶かしたハンダを盛っていきます。

ハンダ付け作業中

ハンダ付け作業中

表裏、両面のハンダが終わったら、周囲に補強のための鉛線(レッドケイム)を取り付けます。

最後に、洗浄と黒染めします。

中性洗剤と真鍮ブラシを使って念入りに洗浄します

中性洗剤と真鍮ブラシを使って念入りに洗浄します

防錆ワックスを塗り、額縁に入れれば完成です。

和風ステンドグラス「比翼の鳥」は、ガラスピースの研磨中

和風ステンドグラス「比翼の鳥」は、ガラスカットが終わり、切断面を滑らかにするために、研磨をしています。ルーターという砥石が回転する電動工具で、周囲をぐるりをなめるようにあてがい、研磨します。

最後のガラスカットは、背景色の「クリア」

最後のガラスカットは、背景色の「クリア」

研磨が終われば、作業は後半に入ります。

ルーターで、グレーのガラスを研磨中

ルーターで、グレーのガラスを研磨中

和風ステンドグラス「比翼の鳥」は、ガラスカット中です

和風の円形ステンドグラス「比翼の鳥」は、ガラスカットが続いています。墨画が原画の和風デザインですが、意外に色数は多いです。

ヒョウタンの濃い黄色、ティーグリーンや鳥のブルーなどが切り終わりました。

鳥のブルーのガラスです (ランバーツ社製)

鳥のブルーのガラスです
(ランバーツ社製)

今のところ、ガラス素材は、ドイツのランバーツ社とフィッシャー社製のアンティークガラスです。

切り終わったガラスピース

切り終わったガラスピース

ヒョウタンのくびれ部分のカットが難しいです。

円形ステンドグラス「比翼の鳥」は、型紙が完成しました

本体直径50cm(額縁外形60cm)のステンドグラスを作り始めました。

モチーフに瓢箪と比翼の鳥を組み合わせたパネルです。比翼の鳥は元々は中国の古典に登場する架空の鳥です。雄雌一つがいで、それぞれ片側にしか翼がありません。ですので、飛ぶときは雄雌が抱き合って協力し合って飛ぶという、なんとも微笑ましい鳥たちです。夫婦は、補い合って一人前になっていくという、とても良い戒めですね。

ステンドグラス「比翼の鳥」の型紙と原画(墨画)

ステンドグラス「比翼の鳥」の型紙と原画(墨画)

6個の瓢箪も無病(六瓢)息災になぞらえて縁起が良いものです。

現在、型紙が完成し、ガラスカットに移ります。

幾何学抽象ステンドグラス「希望」は、組み立てに入っています

ステンドグラス「希望」の制作は順調に進み、終盤の銅テープ巻きから、組み立て工程です。

各ピースの切断面に銅テープを巻きました

各ピースの切断面に銅テープを巻きました

銅テープは、幅5mmほどの金属テープで、ガラスピースの周囲の切断面を包むように巻きます。

真鍮枠の切断

真鍮枠の切断

真鍮枠は、作品の4辺を囲み、作品に強度を持たせます。

ハンダ作業

ハンダ作業

台紙に並べたピースを、融かしたハンダで繋いでいきます。ハンダは、銅テープ部分にだけ流れていきます。

幾何学抽象ステンドグラス「希望」はガラスピースを研磨しています

ガラスピースは、カットしたらすぐに、切断面を研磨します。ルーターという回転砥石で、エッジを垂直にならします。そうすると、この後の工程で、銅テープが着きやすくなります。

ガラスのエッジをルーターで研磨中

ガラスのエッジをルーターで研磨中

研磨し終わったピース

研磨し終わったピース

研磨し終わったピースは、型紙の上にのせて、一回り小さくなっていることを確認します。もし、出っ張っていたら、その部分だけ、再度研磨します。

幾何学ステンドグラス「希望」は、ガラスカット中

幾何学ステンドグラス「希望」の制作は、順調に進んでいます。ここのところ、ガラスカットが続いています。全10色なので、ガラスのチョイスに気を使いましたが、今は、機械作業です。

青緑のガラスのパターン取り中

青緑のガラスのパターン取り中

板ガラスは、レッドが、フランスのサンゴバン社製。その他が、ドイツのランバーツ社とフィッシャー社製です。すべて、手作りの「アンティークガラス」です。独特の線模様と気泡が美しいです。

このブルーは、今は無きフィッシャー社のアンティークガラス

このブルーは、今は無きフィッシャー社のアンティークガラス

オレンジは、サンゴバン社のセレニウムシリーズ。大変高価なので、無駄のないようにパターン取りします。

オレンジは、ランバーツ社のセレニウムカラー。大変高価なので、無駄のないようにパターン取りします。

幾何学的抽象ステンドグラスの制作開始

幾何学的なデザインのステンドグラスを作り始めます。私にとって、あまり無いタイプのステンドグラスですが、その分、新鮮です。色数が多いのですが、調和を重視して配色したので、決して派手な画面にはならないと思います。

原画(左下)と原寸大の型紙(モノクロ)

原画(左下)と原寸大の型紙(モノクロ)

横36cm×縦90cmほどの中型ステンドグラスパネルです。絵画性が無いぶん、アンティークガラスの素材美を引き立てたいと思います。

ガラスカット用に、型紙をばらしています。

ガラスカット用に、型紙をばらしています。

わるのり猫こシリーズ2作完成

20年近く続いている「わるのり猫シリーズ」の最新作2作が完成しました。どちらもフュージング画です。木製の額も完成し、いつでも出荷できます。ただし、注文が入ればですが。

フュージング画「月夜のMAMBO」

フュージング画「月夜のMAMBO」

「月夜のMAMBO」(額サイズ47cm×68cm×3cm)は、キューバの下町をイメージして、人々が寝静まった夜中に集合した野良猫たちが、MAMBOを演奏し、踊る姿です。

フュージング画「月夜の路上ライブ」

フュージング画「月夜の路上ライブ」

「月夜の路上ライブ」(額サイズ47cm×68cm×3cm)は、橋のたもとでの野良猫たちのストリートライブです。橋の上には、音楽に合わせてジルバを踊るカップルがいます。

どちらも、今年の龍ケ崎市のふるさと納税返礼品になる予定です。