山梨県側から見た富士山を、というご依頼で制作したオーダーメイド・フュージング画です。フュージング画は別名「無鉛ステンドグラス」ともいい、ハンダや鉛を使わないガラスオンリーのステンドグラスです。
この作品は、工房のある龍ケ崎市へのふるさと納税で、お客様が返礼品のオーダーメイド権を得ての制作でした。紫がかった画面が凛とした空気とすがすがしさを引き立てます。山梨県の個人宅へ納品予定です。
※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。
山梨県側から見た富士山を、というご依頼で制作したオーダーメイド・フュージング画です。フュージング画は別名「無鉛ステンドグラス」ともいい、ハンダや鉛を使わないガラスオンリーのステンドグラスです。
この作品は、工房のある龍ケ崎市へのふるさと納税で、お客様が返礼品のオーダーメイド権を得ての制作でした。紫がかった画面が凛とした空気とすがすがしさを引き立てます。山梨県の個人宅へ納品予定です。
※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。
フュージング画本体は出来上がり、木製額縁を作っています。
ガラスの良さを出すために、4方全部を囲むのではなく、両サイドは、ガラスのエッジを露出させています。
耐久テストが終わったら、出荷です。
今日は、遠く和歌山県からHさんが、デザインの勉強に来られています。今日と明日の二日間で、パターン制作までを学ばれていく予定です。
フュージング画の良さは、ガラスの溶着が何度でもできるということです。ただ、一度、くっついてしまったガラスは、基本的には剥がせないので、少しずつ様子を見ながら、重ねていくことになります。
3、4回目の焼成は、ガラスパウダーを、茶こしで振り掛けて、うっすらと広範囲に着色しました。
5回目の焼成で、ガラスパウダーの被せは終わりです。
「フュージング画」は、フュージング+画です。ここまでの焼成は「フュージング」でしたが、これからはグリザイユ絵付けによる「画」の段階です。
グリザイユは、ステンドグラス用の伝統的な顔料で、基本色は黒かこげ茶色です。恐らく主原料は酸化鉄の粉です。これを水で溶いて、和筆で絵付けします。
次に、グリザイユも焼成することで、ガラスに定着させます。
2017年最初のご注文、「桜と富士山」の制作に入っています。フュージング画ですので、原画(水墨画)の雰囲気を、かなり忠実にガラス化できます。ステンドグラスではどうしてもリアリティに欠ける風景画も、フュージング画ですと落ち着いたいい感じに仕上がります。
この富士山と桜の同居画面は、私の創作ですが、山並みは山梨県側から見たものを想定しています。この後、鷹を飛ばして、画面に少し動きを加えたいと思います。