型紙が出来ると、次はガラスカットです。
型紙は、境界線で切り分けます。今回はガラスを6種類使うので、細かくなった紙片を、ガラスごとの6個の箱に仕分けます。
型紙を細かく切り分けます
最初に、桜の花のピンクガラスをカットすることにします。濃淡を出すために、ピンクのガラスも濃淡2種類使います。
ところで、ステンドグラス用ガラスは、色によって面積単価が異なります。実はこのピンクが最も高価なガラスです。その理由は、ピンクを発色するために、金が融かしこんである為です。ガラスは、金属イオンを融かしこむことで、様々な色を呈します。
ベネチアンガラスでも金赤といって珍重されるこのガラスは、ステンドグラスの世界ではゴールドピンクと言って、1坪(といっても30cm四方ですが)1万円弱します。まあ、今回のガラスはアンティークガラス(手拭き製法の手作り板ガラスです)でもあり、余計高いです。
高価なゴールドピンクのガラスの上に、型紙を並べて、パターン取りします
濃淡2種類のピンクの上に、型紙の縁線を写し取ります。
ガラスの上に油性マジックで、型紙の外形を写し取ります。そして、この線を頼りにガラスカッターとプライヤーを使ってガラスを割っていきます。
ガラスカットの様子
ガラスカットと言っても、実は傷を着けて、割っていく作業です。この作業を繰り返して数百個のガラスピースを作っていきます。
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