ステンドグラス「竹取物語」は銅テープ巻きをしています

受注ステンドグラス「竹取物語」の制作工程は後半戦に入っています。ガラスカットが終わり、銅テープを巻き始めました。2週間ほどかかります。

幅5mmほどの銅テープ(コパーテープ)をガラスの切断面を包むように張り付けていきます

幅5mmほどの銅テープ(コパーテープ)をガラスの切断面を包むように張り付けていきます

幅5mmほどの銅テープ(コパーテープ)をガラスの切断面を包むように張り付けていきます

銅テープをガラスに密着させるため、へらでしごいて空気を抜いていきます

銅テープの値段もここ数年で2倍以上になりました。銅や貴金属が値上がりしているうえに円安だからでしょうか。銅テープはアメリカ製です。

テープが巻かれたガラスピースは再びコンテナで、組み立てまで保管します。

テープが巻かれたガラスピースは再びコンテナで、組み立てまで保管します。

月末には2枚あるうちの1枚目の組み立てには入れると思います。

ステンドグラス「竹取物語」はガラスカット継続中

オーダーメイドのステンドグラスは納期約1.5カ月の予定で制作中です。最も時間のかかる工程のガラスカットが続いています。

遠景の山の部分はブルーのウオーターガラス

遠景の山の部分はブルーのウオーターガラス

ウオーターガラスは、テクスチャが水の中のようにゆったりと揺らいでいます。

カットしたガラスはルーター(グラインダー)で、切断面を丸めます

カットしたガラスはルーター(グラインダー)で、切断面を丸めます

ピース数もガラス面積も膨大なので、ルーターをかけたピースは銅テープ巻工程まで、コンテナで保管します。

ルーターの終わったピースはコンテナで保管

ルーターの終わったピースはコンテナで保管

ステンドグラス「竹取物語」はガラスカット開始

縦1.7mの大判ステンドグラスは、ガラスの仕入れが終わり、カットの段階です。

ススキの葉に使う緑のガラスは、カットが細かいです。

緑のガラスでススキの葉をつくります

緑のガラスでススキの葉をつくります

人物など近景のガラスは、カット後にオパック処理をします。こうすることで、存在感が増します。

絵付けの最中

絵付けの最中

窯に入れて焼成前

窯に入れて焼成前

焼成後はきれいなガラス本来の色です

焼成後はきれいなガラス本来の色です

大型オーダーメイドステンドグラス「竹取物語」制作開始

縦1.7mx横60cmx2枚構成の大型ステンドグラスのご依頼を頂き、制作が始まりました。モチーフは「竹取物語」で、かぐや姫と老父、老婆です。かぐや姫が月に帰る直前の別れのシーンです。十二単や平安時代のリサーチに時間がかかりました。一番参考になったのが、高校時代の国語の資料「新修国語総覧/京都書房」でした。高校時代から使い続けている数少ない教科書です。十二単の着付け方法まで載っていました。

今回はかなりカラフルな作品です。ガラスは約20種。今は型紙を作っています。

ステンドグラス「竹取物語」の原画

ステンドグラス「竹取物語」の原画

「竹取物語」原寸型紙

「竹取物語」原寸型紙

型紙は、ピースごとに切り分けて、ガラスカット段階に入ります。その前に面積を見積もって、ガラスの仕入れです。

型紙はカッターで切り分けます

型紙はカッターで切り分けます

ガラスの種類ごとに分類しています

ガラスの種類ごとに分類しています

和風ステンドグラス「シャクナゲ」は組み立て完了

オーダーメイドのステンドグラス「シャクナゲ」は全てのピースのコパーテープ巻きが終わり、組み立て段階です。

台紙の上にピースを並べます。ジグソーパズルのようで楽しいです

台紙の上にピースを並べます。ジグソーパズルのようで楽しいです

全て並べ終えました。この後、コパー(銅)部分にペーストフラックスを塗ります

全て並べ終えました。この後、コパー(銅)部分にペーストフラックスを塗ります

ハンダ作業はコパーテープを貼り終えて数日以内に完了しなければなりません。時間との戦いです。

すぐにハンダ付け作業です。昨今は錫の値段高騰で、ハンダも高額で、数年前の3倍です。今やガラスよりも高価な材料です

すぐにハンダ付け作業です。

昨今は錫価格の世界的な高騰で、ハンダも高額で、数年前の3倍です。1kg約1万円! 今やガラスよりも高価な材料です。

1日でハンダ付けも終わりました。

1日でハンダ付けも終わりました。

翌日は、洗浄と黒染めです。

パティーナという薬品でハンダを黒く染めます

パティーナという薬品でハンダを黒く染めます

残ったパティーナはよく洗い流し、この後防錆ワックスを塗れば完成です。

ステンドグラス「シャクナゲ」はコパー(銅)テープ巻き

65cm四方の和風ステンドグラス「シャクナゲ」は、制作後半です。今はコパー(銅)テープを巻いています。粘着性のあるテープをガラスピースの周囲に張り付けていきます。

一つひとつのピースに丁寧にコパーテープを巻いていきます

一つひとつの赤いガラスのピースに丁寧にコパーテープを巻いていきます

葉の部分のピースは、すでに巻き終わっています

葉の部分のピースは、すでに巻き終わっています

ところで、先週完成した縦長のオーダーメイドステンドグラス「ディアナ」は無事取り付け施工が完了しました。少し暗めの廊下が華やかの空間になりました。窓の向こう側には鳥小屋があるのですが、透けて見えることはありません。ですが、かすかな濃淡の違いが画面に変化を与えて面白くなります。これはガラスにテクスチャ(凹凸)があるので、背景が歪むせいです。

取り付け後のステンドグラス「ディアナ」

取り付け後のステンドグラス「ディアナ」(施主様許可済み)

ステンドグラス「ディアナ」は組み立て開始

オーダーメイドステンドグラス「ディアナ」はテープ巻が終わり、組み立て工程です。

台紙の上にガラスピースを並べていきます

台紙の上にガラスピースを並べていきます

なんとなく絵が見えてきました

なんとなく絵が見えてきました

台紙の上にガラスピースを並べていくと想像した通りの絵ができてきます。ワクワクする時間です。

いよいよハンダ付け開始です。銅テープの部分に溶かしたハンダを盛っていきます。

いよいよハンダ付け開始です。銅テープの部分に融かしたハンダを盛っていきます。

3時間ほどで表面のハンダ作業が終わりました

3時間ほどで表面のハンダ作業が終わりました

表が終わって一休み、午後からは裏面を仕上げます。

 

ステンドグラス「シャクナゲ」はグリザイユ処理中

正方形の和風ステンドグラス「シャクナゲ」はガラスカットが続いています。

花の部分は赤いオパールセントガラスです。完全な不透明ではなく他のガラスとバランスをとって半透明です。

シャクナゲの花は赤いオパールセントガラス

シャクナゲの花は赤いオパールセントガラス

葉は、水墨画風のグレーのガラスです。ガラスは2種類ですが、3諧調だすために1種はグリザイユ処理します。ガラスはドイツの老舗アンティークガラスメーカーのランバーツ社製です。

グレーのガラスのカットランバーツ社のアンティークガラスです

グレーのガラスのカット
ランバーツ社のアンティークガラスです

ルーター(グラインダー)でガラスの周囲を研磨します

ルーター(グラインダー)でガラスの周囲を研磨します

3諧調のうち最も暗いグレーを出すために、ガラスの片面に黒い顔料(グリザイユ)を薄く塗布します。グリザイユは中世ヨーロッパより使われている絵付けステンドグラス用の顔料です。

グリザイユを塗布してからバジャーブラシで薄くのばします

ライトボックスの上でグリザイユを塗布し、バジャーブラシで薄くのばします

グリザイユは電気窯で約600℃に過熱して定着させます

グリザイユは電気窯で約600℃に加熱して定着させます

カット→研磨→絵付け と作業は続きます。

ステンドグラス「ディアナ」はコパーテープ巻き工程

縦130cmの人物画(正確には女神)のステンドグラス「ディアナ」は、ガラスピースの研磨とコパー(銅)テープ巻の工程が進んでいます。

切断したガラスピースの周囲をルーター(グラインダー)で研磨しています

切断したガラスピースの周囲をルーター(グラインダー)で研磨しています
ステンドグラス「ディアナ」

ガラスピースは研磨することによって、コパーテープを安全に確実に接着することが来ます。

上段:研磨し終わったピース下段:研磨前のピース

上段:研磨し終わったピース
下段:研磨前のピース

すぐ後に、ピースの切断面を隠すようにコパーテープを巻いていきます。

1ピース1ピース丁寧に、コパーテープを巻いています。

1ピース1ピース丁寧に、コパーテープを巻いています。

全580ピース。長い長い工程です。

オーダーメイドステンドグラス「シャクナゲ」制作開始

65cmx65cmの和風ステンドグラス「シャクナゲ」がスタートしました。シャクナゲは過去数回制作していますが、今回もオリジナル原画です。屋内設置なので、明確なバック光源がない可能性があり、反射光でも見られるオパールセントガラスの花(赤)にします。花以外は、透明ガラスです。

和風ステンドグラス「シャクナゲ」の型紙

和風ステンドグラス「シャクナゲ」の原寸大型紙

ガラスは全部で6種類です。まず最初に背景模様から切っていきました。

型紙をピースごとに切り刻んでいます

型紙をピースごとに切り刻んでいます

背景はクリアのガラスです

背景は淡い線模様のクリアのガラスです

これから、数日ガラスカットが続きます。

そうそうステンドグラス「ディアナ」のガラスカットも並行して進めています。