ペガサスと少女のステンドグラス:組み立て中

メルヘンチックなステンドグラスパネル「少女とペガサス」はガラス整形が終わり、組立工程に入っています。

まず、各ピースの切断面を包むように銅テープを巻き付けていきます。

ガラスピースに銅テープを巻き付けています

このピースを、組み立て用の台紙の上に並べていきます。この工程はジグソーパズルそのものです。

台紙の上にガラスピースを並べてていきます

台紙の上にガラスピースを並べてていきます

作品の全容が、徐々に明らかになっていきます。ワクワクします。

組み立ては、ハンダを使って銅テープの部分にロウ付けをして進めます。最初に点止めという仮ハンダをして、ピースがズレないようにします。

組み立ての最初はハンダによる点止めです。

組み立ての最初はハンダによる点止めです。

ハンダ付けは、銅テープを巻いてから数日以内に行います

ハンダ付けは、銅テープを巻いてから数日以内に行います

銅テープ巻から、ハンダ付け完了まで数日で終わらせるスピード仕事です。

ステンドグラス「ペガサスと少女」

上は完成写真です。作品の詳しい解説はグラス工房達風のサイトで御覧ください。

 

ペガサスと少女のステンドグラス:研磨中

ほぼ正方形のステンドグラスパネル「少女とペガサス」はガラスカットが終わり、周囲を研磨しています。ルーター(グラインダー)という回転砥石で、切断面をなめらかにします。

「ペガサスと少女」ガラスピースの周囲を研磨中

「ペガサスと少女」ガラスピースの周囲を研磨中

ガラスの切断面をぐるりと研磨すると、程よくザラツイた表面になり、この後の工程(銅テープ巻き)が楽になります。

研磨の終わったピースたち

研磨の終わったピースたち

 

ペガサスと少女のステンドグラス:ガラスカット中

少女とペガサスを題材にしたステンドグラスはガラスカット中です。全440ピース、細かくて大変です。

今回、緑のガラスが多く、数種類用意しています。

緑のアンティークガラス

少女のドレスは緑がかった青

少女のドレスは緑がかった青

黄緑は葉の一部です

黄緑は葉の一部です

アンティークガラスが手に入りにくく、思ったような配色にならないのですが、できるだけ達風らしいモノトーンを守りたいと思います。

切り終わったガラスはコンテナで管理します

切り終わったガラスはコンテナで管理します

翼のピースは似たような形が多いので、型紙の上に乗せて保管します

翼のピースは似たような形が多いので、型紙の上に乗せて保管します

ガラスカットはほぼ終了したので、ルーターで周囲をなめらかにしてから、銅テープを巻きます

ペガサスと少女のステンドグラス制作開始

ペガサスを題材にしたステンドグラスの制作がスタートしました。

ギリシャ神話でペガサスといえば、それを操るのはベレロポーンという男神ですが、今回は趣向を変えて少女が乗っています。これはこれで可愛らしいと思います。かつてフルートを吹いている少女が乗っていましたが、同じモチーフでは芸がないと思い変えました。

「ペガサスと少女」の型紙製作

原寸の型紙です。縦横60cm強です

原寸の型紙です。縦横60cm強です

ほぼ正方形に近い60cm超の作品です。今回はグリーン主体の配色で行く予定です。ただ、世界情勢の影響で良いガラスがなかなか手に入りにくくなっています。かつては、同じ緑でも10種類以上のラインナップがあり、微妙なグラデーションや調子付けができましたが、今手に入るのは数種類です。その分線画の面白みで魅せるしかないですね。

 

八咫烏のステンドグラス制作 組み立て中

八咫烏と鶴のステンドグラスは、制作終盤、組み立てに入っています。

ガラスピースのカットと、周囲の研磨が終わり、切断面に銅テープ(コパーテープ)を巻いています。

ガラスピース一つ一つに銅テープを巻いています。向こうに見えるのは青い空のピース

銅テープが巻き終わると、いよいよ組み立てです。台紙の上にピースを並べていくと、作品の全容が見えてきます。

台紙の上に「八咫烏」のステンドグラスが現れます

ピースを置いていくにつれ、台紙の上に「八咫烏」のステンドグラスが現れてきます

銅テープ部分にハンダ付けをすると、がっしりとした1枚の絵になります。

並べ終わりました

並べ終わりました

ハンダ付けが進んでいます

銀色の部分はハンダ付けが進んでいます

以下が完成した作品です。詳しくは、グラス工房達風の本サイトを御覧ください。

「八咫烏」ステンドグラスの完成写真

八咫烏のステンドグラス制作 ガラスカット中

八咫烏と鶴が飛翔するユニークな題材のステンドグラスを作っています。八咫烏は3本足で、日本の信仰上の鳥でもありますね。

ステンドグラ制作の工程は、ガラスカットに入っています。10色ばかりのガラスを使います。

鶴の羽根の一部にはグレーを使います

鶴はグレーのガラスと、オパック(半透明)処理したクリアガラスを使います。空と海はトーンの異なるブルーです。

切り終わったガラスは型紙と一緒に管理します

八咫烏のステンドグラス制作開始

昨年はFIFAサッカーワールドカップで日本チームが決勝トーナメントに進みました。ドイツ、スペインに勝利する快挙もありました。日本チームのユニフォームにも描かれている八咫烏と、同じくユニフォームの折り鶴にちなんだ鶴の絵柄をおりこんだデザインでステンドグラスを作っています。

八咫烏のステンドグラスの型紙

八咫烏のステンドグラスの型紙

縦1m超の大判のステンドグラスです。3羽の鶏が飛翔するデザインで、令和5年を元気にスタートさせます。

仏画ステンドグラス3点は組み立て終盤

仁王像1対と涅槃像のステンドグラスは組み立ても終盤です。

仁王像の阿形はハンダ作業が終わり、次に赤主体の吽形に入っています。

仁王像の吽形

仁王像の吽形の組み立て開始

吽形は口を閉じている方です。顔の造作はかなり細かく、絵付けをせずに目鼻を表現しています。

吽形の配置完

吽形のガラスピース配置完

使っているガラスは、ドイツのランバーツ社とフランスのサンゴバン社、いずれも高価なセレニウムカラーのアンティークガラスです。今年は、世界情勢の影響で入手がとても困難んです。

次に涅槃図ですが、こちらは絵付けステンドにしました。グリザイユで顔の造作や衣の陰影を描き、焼成しています。

涅槃図は顔などに絵付けを施しています

涅槃図は顔などに絵付けを施しています

このステンドグラスも、暖色系でまとめています。

最後のハンダ付け開始

最後のハンダ付け開始

完成した仁王像のステンドグラスはこちらです。作品の詳しい解説はグラス工房達風の公式サイトを御覧ください。

ステンドグラス「仁王像」(グラス工房達風 制作)の完成写真です

また、涅槃像のステンドグラスはこのように完成さいました。作品の詳しい解説はグラス工房達風の公式サイトを御覧ください。

ステンドグラス「涅槃像」(グラス工房達風 制作)

 

仁王像のステンドグラス・組み立て開始

仏画のステンドグラス3部作のうち「仁王像」x2枚は、ガラスピースの縁に銅テープを巻きはじめ、作業は終盤です。

ガラスピースに銅テープ巻き

ガラスピースに銅テープ巻き

今年はウクライナ情勢を背景に、銅テープの品薄が続き、一時は組立て作業が危ぶまれましたが、なんとか入手して作業は進んでいます。

一足先に銅テープが終わった「阿行像」から組み立てに入ります。青と緑基調のステンドグラスが全容を現しつつあります。

台紙上にピースを並べいよいよ組み立てです

台紙上にピースを並べいよいよ組み立てです

仁王像のステンドグラス・絵付け中

仏画のステンドグラス3部作「仁王像」x2,「涅槃図」を制作しています。切り終わったガラスピースには引き続きグリザイユで絵付けを施しています。それを電気窯で焼成します。

ライトボックスの上でガラスピースの上に絵付け

グリザイユは白と黒を用います。

電気釜いっぱいにピースを並べます

赤いガラスは高価なセレニウムカラーです

赤いガラスは高価なセレニウムカラーです

絵付けと同時に、他のピースは同時並行で、ルーターを使っての研磨が続いています。