龍ケ崎市のふるさと納税返礼品で制作中のステンドグラス「北斗」は、銅テープ巻きが終わり、最終組み立てです。
今回の作品はメルヘンチックな題材ですし、色もビビッドなので、見ていて楽しくなります。
色バランスも申し分ないです。また北斗七星と北極星のフュージングナギットが、きれいなハイライトで輝き、美しいです。
下が完成した作品の写真です。
2020年10月はこの作品につきっきりでした。大判のオーダーメイドステンドグラス「椿with鶯」は、銅テープ巻きが終わり、組み立てです。
銅テープ部分にペーストフラックスを塗り、その後ハンダを流し込みます。
どんどんステンドグラスの形になっていくので、楽しい工程です。
表面のハンダ付けが終わり、ひっくり返して裏面です。ハンダ付けが終われば、洗浄→黒染めと、いっきに完成へと進みました(下が完成品です)。
オーダーメイドのステンドグラス「椿と目白」は、制作後半戦、コパーテープ(銅テープ)巻きを終えて、組み立て段階に入っています。
ハンダ付けをするための台紙の上に、すべてのピースを並べていきます。はじめて作品の全体像が見られるワクワクする作業です。
この後、ペーストフラックスをコパーテープ部分に塗り、
・仮ハンダ
・本ハンダ
・裏の本ハンダ
と続きます。
オーダーメイドの丸いステンドグラス制作が続いています。
全285ピースのガラスカットは終わり、切断面の研磨に入りました。切りっぱなしでは危険ですし、次の工程のテープ貼りがうまくいきませんので、ルーターという電動工具で軽く研磨します。
研磨し終わったピースは、型紙の上に乗せて、形状の最終チェックをします。
その後、コパーテープ巻きです。裏側に粘着剤が付いているコパーテープ(銅テープ)をガラスピースの周囲に、丁寧に巻いて貼り付けていきます。
コパーテープは、ガラスの厚みに合わせて変えられるように、5種類の幅のものを用意しています。
オーダーメイドの和風ステンドグラスは、ドイツのランバーツ社とフィッシャー社のアンティークガラスを主体に使っています。フィッシャーは今はない会社で、在庫がなくなると同じガラスは手に入らない貴重品です。
アンティークガラスは歪みと特有の線模様、気泡が面白いです。
グレーのガラスもたくさん使います。グレーのガラスが、和風っぽさを醸し出すと思います。
メジロの目は、フュージングという技法で、ガラスを電気窯で溶かして作ります。
全285ピース、頑張って切ります。