円形ステンドグラス「椿とメジロ」は研磨とテープ巻き中です

オーダーメイドの丸いステンドグラス制作が続いています。

全285ピースのガラスカットは終わり、切断面の研磨に入りました。切りっぱなしでは危険ですし、次の工程のテープ貼りがうまくいきませんので、ルーターという電動工具で軽く研磨します。

ダイヤモンド砥石が回転するルーター

ダイヤモンド砥石が回転するルーターという工具で、ピース一個一個を研磨します。

研磨し終わったピースは、型紙の上に乗せて、形状の最終チェックをします。

その後、コパーテープ巻きです。裏側に粘着剤が付いているコパーテープ(銅テープ)をガラスピースの周囲に、丁寧に巻いて貼り付けていきます。

コパーテープ(銅テープ)を切断面を包むように周囲に巻いていきます

コパーテープ(銅テープ)を切断面を包むように周囲に巻いていきます

テープを巻くための材料と道具

テープを巻くための材料と道具

コパーテープは、ガラスの厚みに合わせて変えられるように、5種類の幅のものを用意しています。

円形ステンドグラス「椿とメジロ」はガラスカット中です

オーダーメイドの和風ステンドグラスは、ドイツのランバーツ社とフィッシャー社のアンティークガラスを主体に使っています。フィッシャーは今はない会社で、在庫がなくなると同じガラスは手に入らない貴重品です。

フィッシャーのアンティークガラスに型紙をのせて、カットのプランを練っています

フィッシャーのアンティークガラスに型紙をのせて、カットのプランを練っています

アンティークガラスは歪みと特有の線模様、気泡が面白いです。

メジロの本体は黄緑です

メジロの本体は黄緑です

グレーのガラスもたくさん使います。グレーのガラスが、和風っぽさを醸し出すと思います。

ランバーツのグレーガラス

ランバーツのグレーガラス

メジロの目は、フュージングという技法で、ガラスを電気窯で溶かして作ります。

メジロの目はフュージングで多めに作っています

メジロの目はフュージングで多めに作っています

全285ピース、頑張って切ります。

 

円形和風ステンドグラスのデザイン制作

直径50cm円形のオーダーメイドのステンドグラス「椿とメジロ(仮称)」の制作がスタートしました。原画は一足先に、水墨画で描いています。

ステンドグラス「椿とメジロ」の原画

ステンドグラス「椿とメジロ」の原画。例によって水墨画で描いています。

施主様からのリクエストは、花と鳥3羽+お城を入れて、とのことでした。3パターンの原画を水墨画を使って描き、このC案に決まりました。右下のお城は、私のお気に入りの国宝・松江城天守です。実際にこのお城のスケッチに行ったことはありますが、そばに椿が有ったかどうかは定かではありません。

原画の上に方眼紙をおいて、トレースしています

原画の上に方眼紙をおいて、トレースしています

次に、原画を方眼紙にトレースして、型紙を作ります。ライトボックスの上で作業しています。

原画(左)と、型紙(右)

原画(左)と、型紙(右)

この型紙を1.5倍に拡大コピーすると、実寸大パターンになります。コンビニに行っていざコピーです。

A3のコピーを張り合わせて、実寸パターンの完成です

A3のコピーを張り合わせて、実寸大パターン(左)の完成です

さてこのパターンを切り刻んで、ガラスカット工程に入ります。

 

ネットで無料・10分水墨画教室・#35「グラジオラス」、#36「百合」、#37「枝豆」、#38「カンナとクロアゲハ」、#39「朝顔」、#40「スイカ」

約10分間の動画を見ながら、即席で水墨画の描き方を学ぼうという企画。その35~40です。古いお習字セットと百均の絵の具を用意して、トライしてみましょう。

#35「グラジオラス」

グラジオラスの水墨画

グラジオラスの水墨画(絵手紙にも応用してみてください)

#36「百合」

百合の水墨画(絵手紙にも応用してみてください)

百合の水墨画(絵手紙にも応用してみてください)

#37「枝豆」

枝豆の水墨画(絵手紙にも応用してみてください)

枝豆の水墨画(絵手紙にも応用してみてください)

#38「カンナとクロアゲハ」

カンナとクロアゲハの水墨画(絵手紙にも応用してみてください)

カンナとクロアゲハの水墨画(絵手紙にも応用してみてください)

#39「朝顔」

朝顔の水墨画(絵手紙にも応用してみてください)

朝顔の水墨画(絵手紙にも応用してみてください)

#40「スイカ」

スイカの水墨画(絵手紙にも応用してみてください)

スイカの水墨画(絵手紙にも応用してみてください)