ギリシャ神話を題材にしたフュージング画「トロイ」が完成しました。
ギリシャ神話と言っても出典は『アイティオピス』という叙事詩です。粗筋は、女王ペンテシレイア率いるアマゾーン軍は、トロイ軍の援軍として、敵対するアキレウスと戦っていました。 が、ついにペンテシレイアはアキレウスに胸を刺されて討たれます。 アキレウスは、死にぎわの女王の顔があまりにも美しかったので、一瞬で恋におちます。
額に入れて、来月納品です。
フュージング画(無鉛ステンドグラス)で、立山の麓「室堂」の風景画を制作しています。立山連峰の登り口で、黒部ダムからも近い観光地です。実は私は行ったことがありませんが、お客様からのたっての希望で制作しています。立山連峰の右端、雄山から遠く劔岳までをすべて画面内に収めるため、本物の風景とは若干異なります。
サイズは、電気窯に入る最大サイズで、横82cmx縦47cmです。
焼成回数は10回を予定しています。室堂の初秋、草紅葉の紅葉を描きます。
山以外の部分はトランスペアレントのガラスフリットを使います。
全体のバランスを見ながら、少しずつ色を載せていきます。
山がくっきりしてきました。
今年も、うしく現代美術展の季節がやってきました。11月17日~12月1日の会期で、牛久市中央生涯学習センター内で開催されています。
私は今回もフュージング画1作を出品しています。黒ガラスをベースにした「満月」です。
今日11月27日AMには市内向台小学校の6年生による鑑賞会があり、大勢の小学生に説明をしました。楽しい1日でした。
横82cmx縦46cmのフュージング画「雪山」は完成間近です。雪の山肌に露出している岩をブルーで表現しようと思います。ブルー用のマスクを作り、ブルーガラスのパウダーを載せていきます。濃淡が出すように、茶こしのふるいを場所によって加減します。
焼成前のパウダーは白っぽいですが、焼いて定着すると透明感の有るブルーになります。
かつて上高地の大正池には枯れた立木があり、風情があったのですが、いまはほとんど無くなってしまったらしいです。この作品の位置に実際の立木があったかどうかは定かでは有りませんが、創作物の「絵」として描きこんでおきます。
完成すると額に入ります。