色がグラデーションのように変化する幾何学模様の抽象ステンドグラスです。オーダーされた時のリクエストは水玉模様と、万華鏡のような繰り返し模様でした。CGで正確にデザインしました。
※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。
色がグラデーションのように変化する幾何学模様の抽象ステンドグラスです。オーダーされた時のリクエストは水玉模様と、万華鏡のような繰り返し模様でした。CGで正確にデザインしました。
※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。
万華鏡と題する幾何学模様のステンドグラスを作っています。
先日から組み立てです。台紙の上に並べていると、改めてカラフルなガラスの美しさが分かります。
背景は、2種類のブルーです。凹カーブのカットが多く、気を遣いました。
水玉は、中央部が暖色系。両端に行くにしたがって寒色系に変化します。
細長いところも、とても可愛らしいステンドグラスパネルです。
600×1200mmの大判ステンドグラス「藤と山吹」はグレー基調ですが、紫と黄色の刺し色が映えて、華やかです。愛知県の個人宅に納品される予定です。
※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。
まず、水玉の幾何学模様が面白いステンドグラス「万華鏡」は、ガラスカットが進んでいます。型紙どおりに切れているかチェックもしていきます。
次に、シックな和風ステンドグラス「藤と山吹」。こちらは、作業が少し早く進んでいて、組み立て工程に入りました。
すべて並べ終えたのち、ガラスの縁に巻いてある銅テープに添って、融かしたハンダを流し込んでいきます。
現在、和風ステンドグラス「藤と山吹」と、抽象ステンドグラス「万華鏡」の制作が進んでいます。
「藤と山吹」はガラスカットがまだ途中ですが、切れたピースから順に、ルーターを使った断面研磨をしています。
断面を軽く研磨して、銅テープが着きやすくします。銅テープを、ガラスの縁に巻くことで、後の工程でハンダが着くようになります。
さて、もう一つの仕掛作品は、水玉模様が楽しい「万華鏡」です。デザインの打ち合わせが終わり、型紙を作っています。
ステンドグラス制作は、第1のハイライト、ガラスカット工程です。カットと言っても、正確には、型紙に合わせて割っていくのですが。
板ガラスは、ドイツにあるランバーツ社というアンティークガラスメーカーの高級宙吹きガラスです。アンティークと言っても、古いガラスではなく、アン ティーク技法で作った新しいガラスです。ドイツの職人さんが、1枚1枚チューブ状の竿に息を吹き込んで膨らませて作る、ガラス素材そのものが、すでに手作りの逸品です。
まず、藤の花に使う2種類のヴァイオレットを選別し、花びら1枚1枚に切っていきます。
次に、グレーのガラスから、枝と葉を切り出します。
数日、朝から晩まで、粛々とガラスカットが続きます。ちょっとした座禅の境地です。
先達て、墨画で描いた「藤と山吹」は、ステンドグラス用の型紙に変身する段階となっています。ライトボックスの上に墨画を置き、その上に方眼紙を置いて、透かしながらパターンを描きます。当然、墨画の輪郭をそのまま写し取っても、ガラスピースに切り分けられませんので、ある程度細部を修正していきます。また、ピース数を約800個にするように調整もします。
下の写真は出来上がったパターンです。
このパターンを拡大コピーして、実寸大型紙にします。A3のコピー10枚を貼りあわせて作ります。大きさは、横60cm×縦120cmです。
型紙の1枚を、カッターナイフやハサミを使って、約800ピースに切り分けます。紙を切っている間はいいんですよね。次の段階は、これを硬いガラスでやるんですから。
型紙が出来たら、ガラスカットです。
ステンドグラス制作の合間に、先達てのデンドロビウムに続いて、洋ラン2種(ミニカトレヤとエピデンドラム)のヘゴ付けを作りました。この2鉢はちょうど花が終わり、手を付けられる状態になりました。ちなみにヘゴとは熱帯に自生するシダの仲間の巨木で、その繊維が豊富な木部は、蘭などの着生植物の鉢替わりに利用されます。
まず、ミニカトレヤですが、鉢から抜いてびっくり、根もミニです。
少しミズゴケを根に巻いて、ヘゴ(写真の黒いまな板のようなもの)にテグスで括り付けます。
続いてエピデンドラムです。これは、根鉢がパンパンで、鉢を壊して引きずり出しました。細かい根がびっしりです。
株に対して、ヘゴが小さいかなあと思いましたが、根でヘゴを包むように整形しました。
2株を上下にずらして、ヘゴに巻きつけて、テグスでぐるぐる巻きにして固定です。ヘゴに水をたっぷりと吸わせ、ちゃんと着生してくれることを祈り、ベランダの蘭コーナーに吊るしました。きれいに着生したら、根も含めてステンドグラスの題材に使いたいです。
久しぶりに、ステンドグラスのための墨画です。お題は、「藤と山吹」。
高いところに咲く藤と、地面に枝垂れる山吹は、面白い組み合わせだと思います。お客様からのリクエストですが。
藤も、山吹も描いたことがあるので、あとは構図ですね。墨画に関しては、計算ずくで行くより描きながら、何かを思いつく方が良いものが出来るので、まず山吹の細かい枝ぶりあたりから描き始めます。
2日間集中して、全部で、20枚は描いたでしょうか。流石に疲れました。そのうち、数枚を写メでお客様にお送りしました。
修正などを経て、最後にステンドグラス用に採用されたのは、下の写真です。揚羽蝶もいます。