少女とペガサスを題材にしたステンドグラスはガラスカット中です。全440ピース、細かくて大変です。
今回、緑のガラスが多く、数種類用意しています。
アンティークガラスが手に入りにくく、思ったような配色にならないのですが、できるだけ達風らしいモノトーンを守りたいと思います。
ガラスカットはほぼ終了したので、ルーターで周囲をなめらかにしてから、銅テープを巻きます
ペガサスを題材にしたステンドグラスの制作がスタートしました。
ギリシャ神話でペガサスといえば、それを操るのはベレロポーンという男神ですが、今回は趣向を変えて少女が乗っています。これはこれで可愛らしいと思います。かつてフルートを吹いている少女が乗っていましたが、同じモチーフでは芸がないと思い変えました。
ほぼ正方形に近い60cm超の作品です。今回はグリーン主体の配色で行く予定です。ただ、世界情勢の影響で良いガラスがなかなか手に入りにくくなっています。かつては、同じ緑でも10種類以上のラインナップがあり、微妙なグラデーションや調子付けができましたが、今手に入るのは数種類です。その分線画の面白みで魅せるしかないですね。
八咫烏と鶴のステンドグラスは、制作終盤、組み立てに入っています。
ガラスピースのカットと、周囲の研磨が終わり、切断面に銅テープ(コパーテープ)を巻いています。
銅テープが巻き終わると、いよいよ組み立てです。台紙の上にピースを並べていくと、作品の全容が見えてきます。
銅テープ部分にハンダ付けをすると、がっしりとした1枚の絵になります。
以下が完成した作品です。詳しくは、グラス工房達風の本サイトを御覧ください。
仁王像1対と涅槃像のステンドグラスは組み立ても終盤です。
仁王像の阿形はハンダ作業が終わり、次に赤主体の吽形に入っています。
吽形は口を閉じている方です。顔の造作はかなり細かく、絵付けをせずに目鼻を表現しています。
使っているガラスは、ドイツのランバーツ社とフランスのサンゴバン社、いずれも高価なセレニウムカラーのアンティークガラスです。今年は、世界情勢の影響で入手がとても困難んです。
次に涅槃図ですが、こちらは絵付けステンドにしました。グリザイユで顔の造作や衣の陰影を描き、焼成しています。
このステンドグラスも、暖色系でまとめています。
完成した仁王像のステンドグラスはこちらです。作品の詳しい解説はグラス工房達風の公式サイトを御覧ください。
また、涅槃像のステンドグラスはこのように完成さいました。作品の詳しい解説はグラス工房達風の公式サイトを御覧ください。
埼玉県のとあるお寺のご住職から、仁王像のステンドグラス2枚一組のご注文を頂きました。他にもご注文はあるのですが、まずこの2作品から着手しました。
オレンジと、グリーン中心のアンティークガラスで制作します。特にオレンジ・赤系はセレニウムカラーと言って高価で入手も困難です。ほとんどがドイツ製(ランバーツ社)ですが、一部フランス製(サンゴバン社)です。昨今の世界情勢を反映し、今年値段が跳ね上がり、またインポートも不安定です。
オレンジ色のガラスは綺麗です。見ているだけで元気になります。
非常に短納期で、しかも年末は地元龍ケ崎市のふるさと納税返礼品のお仕事が入ってくる繁忙期ですので、綱渡りのスケジューリングです。