円形ステンドグラス「比翼の鳥」は、型紙が完成しました

本体直径50cm(額縁外形60cm)のステンドグラスを作り始めました。

モチーフに瓢箪と比翼の鳥を組み合わせたパネルです。比翼の鳥は元々は中国の古典に登場する架空の鳥です。雄雌一つがいで、それぞれ片側にしか翼がありません。ですので、飛ぶときは雄雌が抱き合って協力し合って飛ぶという、なんとも微笑ましい鳥たちです。夫婦は、補い合って一人前になっていくという、とても良い戒めですね。

ステンドグラス「比翼の鳥」の型紙と原画(墨画)

ステンドグラス「比翼の鳥」の型紙と原画(墨画)

6個の瓢箪も無病(六瓢)息災になぞらえて縁起が良いものです。

現在、型紙が完成し、ガラスカットに移ります。

わるのり猫シリーズ・フュージング画「月夜の操車場」完成

わるのり猫シリーズ・フュージング画「月夜の操車場」

わるのり猫シリーズ・フュージング画「月夜の操車場」

「わるのり猫シリーズ」のフュージング画(無鉛ステンドグラス)です。月夜に、猫たちが地下鉄の操車場に集いライブをしています。額のサイズは、横47cm×縦68cm×厚3cmです。

※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

幾何学的デザインステンドグラス「希望」完成

幾何学ステンドグラス「希望」

幾何学ステンドグラス「希望」

幾何学的なデザインの抽象ステンドグラス「希望」が完成しました。いよいよ納品です。サイズは横360mm×縦895mmです。

虹と同じ配色・配列で、高級なアンティークガラスを多数使いました。 リズミカルな配置で癖のない明るい光を玄関に満たしてくれると思います。

作品の詳しい記事は、グラス工房達風のギャラリーページで。

幾何学抽象ステンドグラス「希望」は、組み立てに入っています

ステンドグラス「希望」の制作は順調に進み、終盤の銅テープ巻きから、組み立て工程です。

各ピースの切断面に銅テープを巻きました

各ピースの切断面に銅テープを巻きました

銅テープは、幅5mmほどの金属テープで、ガラスピースの周囲の切断面を包むように巻きます。

真鍮枠の切断

真鍮枠の切断

真鍮枠は、作品の4辺を囲み、作品に強度を持たせます。

ハンダ作業

ハンダ作業

台紙に並べたピースを、融かしたハンダで繋いでいきます。ハンダは、銅テープ部分にだけ流れていきます。

幾何学抽象ステンドグラス「希望」はガラスピースを研磨しています

ガラスピースは、カットしたらすぐに、切断面を研磨します。ルーターという回転砥石で、エッジを垂直にならします。そうすると、この後の工程で、銅テープが着きやすくなります。

ガラスのエッジをルーターで研磨中

ガラスのエッジをルーターで研磨中

研磨し終わったピース

研磨し終わったピース

研磨し終わったピースは、型紙の上にのせて、一回り小さくなっていることを確認します。もし、出っ張っていたら、その部分だけ、再度研磨します。

幾何学ステンドグラス「希望」は、ガラスカット中

幾何学ステンドグラス「希望」の制作は、順調に進んでいます。ここのところ、ガラスカットが続いています。全10色なので、ガラスのチョイスに気を使いましたが、今は、機械作業です。

青緑のガラスのパターン取り中

青緑のガラスのパターン取り中

板ガラスは、レッドが、フランスのサンゴバン社製。その他が、ドイツのランバーツ社とフィッシャー社製です。すべて、手作りの「アンティークガラス」です。独特の線模様と気泡が美しいです。

このブルーは、今は無きフィッシャー社のアンティークガラス

このブルーは、今は無きフィッシャー社のアンティークガラス

オレンジは、サンゴバン社のセレニウムシリーズ。大変高価なので、無駄のないようにパターン取りします。

オレンジは、ランバーツ社のセレニウムカラー。大変高価なので、無駄のないようにパターン取りします。

幾何学的抽象ステンドグラスの制作開始

幾何学的なデザインのステンドグラスを作り始めます。私にとって、あまり無いタイプのステンドグラスですが、その分、新鮮です。色数が多いのですが、調和を重視して配色したので、決して派手な画面にはならないと思います。

原画(左下)と原寸大の型紙(モノクロ)

原画(左下)と原寸大の型紙(モノクロ)

横36cm×縦90cmほどの中型ステンドグラスパネルです。絵画性が無いぶん、アンティークガラスの素材美を引き立てたいと思います。

ガラスカット用に、型紙をばらしています。

ガラスカット用に、型紙をばらしています。