k.fukuta の紹介

ステンドグラスとフュージング画の注文制作工房「ステンドグラス工房達風」を主宰する福田勝司です。 写真満載のサイトはhttps://tappu.com

オーダーメイドのステンドグラス「竹取物語」は仕上げ段階です

ハンダ付けによる組み立てが終わった2枚一組のステンドグラス「竹取物語」は仕上げ段階です。ここでは、洗浄→黒染め→ワックス塗布となります。

ステンドグラスの洗浄は、中性洗剤と真鍮ブラシで徹底的に行います

ステンドグラスの洗浄は、中性洗剤をかけ、真鍮ブラシで徹底的にクリーニングします

 

洗浄後一旦乾かして、ブラックパティーナという薬品で、ハンダ部分を黒く染めます。

ハンダが黒くなると、画面がきりっと締まります

ハンダが黒くなると、画面がきりっと締まります

この後、大量の水で洗浄し、また乾かします。そして、防錆用のワックスを塗れば完成です。

ステンドグラス「竹取物語」は2枚目の組み立てに入りました

ステンドグラスパネル「竹取物語」の2枚目=向かって右側の組み立てに入っています。

まずは銅テープ巻きです。カットと整形が終わったピースの周囲に銅テープ(コパーテープ)を巻いていきます。

ステンドグラス「竹取物語」の銅テープ巻き作業

ステンドグラス「竹取物語」の銅テープ巻き作業

銅テープを巻く前(上)と巻いた後(下)

テープを
巻く前(上)と巻いた後(下)

銅テープを巻き終えたら、台紙上にピースを並べていきます。

「竹取物語(右)」のガラスピースを組み立て用台紙の上に並べています

「竹取物語(右)」のガラスピースを組み立て用台紙の上に並べています

全部並べ終えました。翁と老婆が現れました

全部並べ終えました。翁と老婆が現れました

さてここから一気にハンダ付けです。銅テープを巻いた翌日からハンダを始めます。銅が酸化する前にハンダし終えるのが、美しいハンダのコツです。

表面のハンダ付け中

表面のハンダ付け中

ステンドグラス「竹取物語」は1枚目の組み立てに入りました

オーダーメイドのステンドグラス「竹取物語」は、横に2枚並んで一つの作品になります。取り付ける窓は大きな1枚なのですが、強度を確保するために作品は2分割して、中央に支柱を立てる構造になっています。
その左側1枚の組み立てに入っています。

台紙の上に銅テープを巻き終えたピースを並べていきます

台紙の上に銅テープを巻き終えたピースを並べていきます
写真はかぐや姫の十二単(じゅうにひとえ)の部分です

最後に横顔のピースです

最後に横顔のピースです

台紙の上に数百のピースを並べ、仮ハンダ→仕上げハンダの順で、組み立てていきます。

仮ハンダ(点止め)です

要所要所、仮ハンダ(点止め)です

次に、ハンダをたっぷり流し込んで、仕上げハンダです

次に、ハンダをたっぷり流し込んで、仕上げハンダです。ハンダは銅テープに沿って流れていきます。

裏面の仕上げハンダ

裏面の仕上げハンダ

両面の仕上げハンダが終わったら、強度を出すために枠材で四方を囲みます。

真鍮製の枠材が付けば、確りして輸送に耐えます

真鍮製の枠材が付けば、確りして輸送に耐えます

ステンドグラス「竹取物語」は銅テープ巻きをしています

受注ステンドグラス「竹取物語」の制作工程は後半戦に入っています。ガラスカットが終わり、銅テープを巻き始めました。2週間ほどかかります。

幅5mmほどの銅テープ(コパーテープ)をガラスの切断面を包むように張り付けていきます

幅5mmほどの銅テープ(コパーテープ)をガラスの切断面を包むように張り付けていきます

幅5mmほどの銅テープ(コパーテープ)をガラスの切断面を包むように張り付けていきます

銅テープをガラスに密着させるため、へらでしごいて空気を抜いていきます

銅テープの値段もここ数年で2倍以上になりました。銅や貴金属が値上がりしているうえに円安だからでしょうか。銅テープはアメリカ製です。

テープが巻かれたガラスピースは再びコンテナで、組み立てまで保管します。

テープが巻かれたガラスピースは再びコンテナで、組み立てまで保管します。

月末には2枚あるうちの1枚目の組み立てには入れると思います。

ステンドグラス「竹取物語」はガラスカット継続中

オーダーメイドのステンドグラスは納期約1.5カ月の予定で制作中です。最も時間のかかる工程のガラスカットが続いています。

遠景の山の部分はブルーのウオーターガラス

遠景の山の部分はブルーのウオーターガラス

ウオーターガラスは、テクスチャが水の中のようにゆったりと揺らいでいます。

カットしたガラスはルーター(グラインダー)で、切断面を丸めます

カットしたガラスはルーター(グラインダー)で、切断面を丸めます

ピース数もガラス面積も膨大なので、ルーターをかけたピースは銅テープ巻工程まで、コンテナで保管します。

ルーターの終わったピースはコンテナで保管

ルーターの終わったピースはコンテナで保管

ステンドグラス「竹取物語」はガラスカット開始

縦1.7mの大判ステンドグラスは、ガラスの仕入れが終わり、カットの段階です。

ススキの葉に使う緑のガラスは、カットが細かいです。

緑のガラスでススキの葉をつくります

緑のガラスでススキの葉をつくります

人物など近景のガラスは、カット後にオパック処理をします。こうすることで、存在感が増します。

絵付けの最中

絵付けの最中

窯に入れて焼成前

窯に入れて焼成前

焼成後はきれいなガラス本来の色です

焼成後はきれいなガラス本来の色です

大型オーダーメイドステンドグラス「竹取物語」制作開始

縦1.7mx横60cmx2枚構成の大型ステンドグラスのご依頼を頂き、制作が始まりました。モチーフは「竹取物語」で、かぐや姫と老父、老婆です。かぐや姫が月に帰る直前の別れのシーンです。十二単や平安時代のリサーチに時間がかかりました。一番参考になったのが、高校時代の国語の資料「新修国語総覧/京都書房」でした。高校時代から使い続けている数少ない教科書です。十二単の着付け方法まで載っていました。

今回はかなりカラフルな作品です。ガラスは約20種。今は型紙を作っています。

ステンドグラス「竹取物語」の原画

ステンドグラス「竹取物語」の原画

「竹取物語」原寸型紙

「竹取物語」原寸型紙

型紙は、ピースごとに切り分けて、ガラスカット段階に入ります。その前に面積を見積もって、ガラスの仕入れです。

型紙はカッターで切り分けます

型紙はカッターで切り分けます

ガラスの種類ごとに分類しています

ガラスの種類ごとに分類しています

和風ステンドグラス「シャクナゲ」は組み立て完了

オーダーメイドのステンドグラス「シャクナゲ」は全てのピースのコパーテープ巻きが終わり、組み立て段階です。

台紙の上にピースを並べます。ジグソーパズルのようで楽しいです

台紙の上にピースを並べます。ジグソーパズルのようで楽しいです

全て並べ終えました。この後、コパー(銅)部分にペーストフラックスを塗ります

全て並べ終えました。この後、コパー(銅)部分にペーストフラックスを塗ります

ハンダ作業はコパーテープを貼り終えて数日以内に完了しなければなりません。時間との戦いです。

すぐにハンダ付け作業です。昨今は錫の値段高騰で、ハンダも高額で、数年前の3倍です。今やガラスよりも高価な材料です

すぐにハンダ付け作業です。

昨今は錫価格の世界的な高騰で、ハンダも高額で、数年前の3倍です。1kg約1万円! 今やガラスよりも高価な材料です。

1日でハンダ付けも終わりました。

1日でハンダ付けも終わりました。

翌日は、洗浄と黒染めです。

パティーナという薬品でハンダを黒く染めます

パティーナという薬品でハンダを黒く染めます

残ったパティーナはよく洗い流し、この後防錆ワックスを塗れば完成です。

ステンドグラス「シャクナゲ」はコパー(銅)テープ巻き

65cm四方の和風ステンドグラス「シャクナゲ」は、制作後半です。今はコパー(銅)テープを巻いています。粘着性のあるテープをガラスピースの周囲に張り付けていきます。

一つひとつのピースに丁寧にコパーテープを巻いていきます

一つひとつの赤いガラスのピースに丁寧にコパーテープを巻いていきます

葉の部分のピースは、すでに巻き終わっています

葉の部分のピースは、すでに巻き終わっています

ところで、先週完成した縦長のオーダーメイドステンドグラス「ディアナ」は無事取り付け施工が完了しました。少し暗めの廊下が華やかの空間になりました。窓の向こう側には鳥小屋があるのですが、透けて見えることはありません。ですが、かすかな濃淡の違いが画面に変化を与えて面白くなります。これはガラスにテクスチャ(凹凸)があるので、背景が歪むせいです。

取り付け後のステンドグラス「ディアナ」

取り付け後のステンドグラス「ディアナ」(施主様許可済み)

ステンドグラス「ディアナ」は組み立て開始

オーダーメイドステンドグラス「ディアナ」はテープ巻が終わり、組み立て工程です。

台紙の上にガラスピースを並べていきます

台紙の上にガラスピースを並べていきます

なんとなく絵が見えてきました

なんとなく絵が見えてきました

台紙の上にガラスピースを並べていくと想像した通りの絵ができてきます。ワクワクする時間です。

いよいよハンダ付け開始です。銅テープの部分に溶かしたハンダを盛っていきます。

いよいよハンダ付け開始です。銅テープの部分に融かしたハンダを盛っていきます。

3時間ほどで表面のハンダ作業が終わりました

3時間ほどで表面のハンダ作業が終わりました

表が終わって一休み、午後からは裏面を仕上げます。