オーダーメイドステンドグラス「孔雀」はハンダ付け中です

割とカラフルなステンドグラス「孔雀」は、組み立てのハンダ付け中です。

孔雀の羽根の部分をハンダ付け

今回はピースが細かいので、半田線は極力細くしています。

ステンドグラスらしくなってきました

ステンドグラスらしくなってきました

ハンダ付けが終わったら、洗浄→黒染めでいよいよ完成です。

完成したステンドグラスパネル「孔雀」

オーダーメイドステンドグラス「孔雀」はコパーテープ巻いてます

孔雀のステンドグラスは、ピースの研磨が終わり、縁にコパーテープ(銅テープ)を巻き始めました。1個1個丁寧に、そして素早く巻いていきます。テープには粘着剤がついているので、ガラスに容易に張り付きます。

ガラスピースにコパーテープを巻いています

約400ピース全部にテープを巻き終えたら、いよいよ最終段階、組み立てです。

まずは、台紙上の所定の位置にピースを並べていきます。

ピースを台紙の上に並べています

全体像が現れて、一番わくわくする瞬間です。

孔雀のステンドグラスの全ピースを並び終えました

ちなみにコパーテープを巻いているところの動画はコチラ↓

オーダーメイドステンドグラス「孔雀」はガラス研磨しています

ガラスピースのカットもほぼ終わり、ルーターでの研磨作業に入っています。

孔雀の尾羽のピースの最終カット

背景の大判ピース

背景の大判ピース。フュージングで黄色い色ガラスが被せてあります。

ガラスピースはカット段階で型紙より若干小さめにしているので、研磨作業では多くは削りません。ナイフエッジを平にして、後の工程のコパーテープがつきやすくするのが目的です。

ルーターで研磨中

ルーターで研磨中

研磨が終わったピースたち

研磨が終わったピースたち

注文ステンドグラス「孔雀」の羽毛をフュージングで作る

孔雀の目玉のような羽毛は、どうしてもフュージングで1ピース1ピース作る必要があるので、今日はその模様です。

透明ガラスの上にカラフルなフリットを孔雀の羽毛模様になるように載せます。この時点で4色載っています。

フュージングは同種のガラス同士を電気窯で融かして一体にする技法です。今回のように市販されていない板ガラスを自作するときにも用います。

電気釜に入れてこれから焼成をします

電気釜に入れてこれから焼成をします

まるまる1日かけて焼成すると、薄かったオレンジが鮮やかに発色します。

オレンジは焼成することによって発色します

オレンジは焼成することによって発色します。左は桜の花に使います。

あとは、型紙に沿ってピースに切り分けていきます。

ガラスカットすると目玉の羽毛の出来上がり

ガラスカットすると目玉の飾り羽毛の出来上がり

オーダーメイドステンドグラス「孔雀」の型紙制作中

縦84cmの大判のステンドグラス「孔雀」の制作に入っています。

ステンドグラス「孔雀」の実寸型紙

今回は当工房にしては珍しく、天然色です。天然色という言葉もなにか古めかしいですが、水墨画風のグレー主体ではなく、モチーフの色を比較的忠実に表現しています。

型紙をピースごとに切り分けています

型紙をピースごとに切り分けています

特に、孔雀の飾り羽にはフュージングを取り入れて、1ピースの中に複数色を入れる予定です。ピースの焼成作業が数度入るので、今回は時間がかかりそうです。

1時間かけて、全部切り終わりました

1時間かけて、全部切り終わりました