龍ケ崎市のふるさと納税は、返礼品にステンドグラスのオーダーメイド権があります。この作品は、その権利を利用されての注文制作です。
お客様からのリクエストは、天使と柳を入れて、ということでした。おれで、シダレヤナギの穂で遊ぶ二人の天使を描きました。アンティークガラスが美しい作品です。
※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。
龍ケ崎市のふるさと納税は、返礼品にステンドグラスのオーダーメイド権があります。この作品は、その権利を利用されての注文制作です。
お客様からのリクエストは、天使と柳を入れて、ということでした。おれで、シダレヤナギの穂で遊ぶ二人の天使を描きました。アンティークガラスが美しい作品です。
※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。
今回のステンドグラスは、1ピース1ピースが大きめなので、しっかり絵付けを施して、作品に重厚さを付けようと思っています。
ステンドグラスの語源は、「stainされたglass=塗られたガラス」です。ですので、伝統的な製法では、ガラスピースにグリザイユで絵付けが施されています。アメリカと日本の現代ステンドグラスは、ティファニーランプの影響を強く受けているので、絵付けしない素のガラスピースだけで組むことが多いです。ですが、今回は、伝統的な主題でもある天使なので、絵付けします。
天使の脚のパーツです。黒のグリザイユで、少し陰影を付けて立体的にしています
グリザイユ(専用の顔料)で強い線は描かず、刷毛で薄く延ばした陰影だけでピースの立体感と存在感を出していきます。
グリザイユの焼成
これらのピースは、裏にオパック処理を施す焼成をすでにしてあるので、今回は表面・2回目の焼成です。
焼成の合間に、クリアガラスで、背景ピースのカットも進めます。
大量の背景ピース
色の無い、タダのクリアガラスと思いきや、アンティークガラス特有の歪みと線模様が、とても美しいです。
天使のステンドグラス「つる遊び」で、中心になる天使の身体を作っています。
青緑のガラスを使い、型紙に合わせてカットし、ルーターで切断面を軽く研磨します。
天使の腕のピースを、ルーターで研磨中
今回、天使の身体と翼を引き立たせるために、オパック処理をします。本来は透明のガラスですが、これで曇りガラスのようなテクスチャになります。
オパック処理:窯での焼成前。
窯で、最高温度625℃にセットして、焼成です。
注文制作のステンドグラス、今年2作目は「つる遊び」と題するパネルです。つると言っても、正確にはシダレヤナギの枝で遊ぶ二人の天使ですが。可愛い幼児天使が、ぶら下がっている様子です。
「つる遊び」の原寸型紙が出来上がっています。
横50cm×縦1mの大判ステンドグラスです。今回は、少し絵付けで陰影を表現しようと思っています。