円形のステンドグラス「藤」の制作開始

直径40cmの比較的小ぶりのステンドグラスパネルを作り始めました。柄は「藤」でそ。水墨画で原画を描き、それをトレースして型紙にしました。

左が水墨画の原画。右がそれをトレースして制作した型紙(原紙)

拡大コピーして作った、直径40cmの実寸大型紙

今回は水墨画を原画にしていますが、葉の部分は緑色にします。

型紙は境界線で切り離し、ガラスをカットするのに使用します。

型紙のカット

藤の花の部分は紫のアンティークガラス

カットしたガラス達

 

会津磐梯山のステンドグラスは組み立て中

2枚一組で横に150cmほどある大型のオーダーメイド・ステンドグラス「秋の磐梯山」を制作しています。現在、組み立て中です。コパーテープを貼り終えた全ピースを台紙の上に並べると、初めて作品の全容が見えてきます。まず右側のパネルから仕上げます。

会津磐梯山のステンドグラスは、組み立て前のジグソーパズルです

会津磐梯山のステンドグラスは、組み立て前のジグソーパズルです

全体的にオークル系のガラスが占めていて、落ち着いたトーンです。

ハンダ作業中

ハンダ作業中

次に左側のパネルです。山塊が中央を占めて、下部は黄金色の稲穂です。

左側のパネルも、ピースを敷き詰め終えました

左側のパネルも、ピースを敷き詰め終えました

ゴールが見えてきました。

磐梯山のステンドグラスはコパーテープ巻き

横1.5mの大判ステンドグラス「磐梯山」は、ガラスカットも終盤。稲穂のガラスを切っています。

ヤカゲニーのイエローリングモトルガラス

ヤカゲニーのイエローリングモトルガラス

稲穂のつぶつぶ感を出したくて、リングモトルというガラスを使っています。本来ランプに用いるオパールセントガラスですが、比較的透け感があるので、パネルにも良いです。

稲穂のピースは同色が隣り合っているのでまとめて切ります

稲穂のピースは同色が隣り合っているのでまとめて切ります

カットしたガラスは、軽く研磨して、すぐにコパー(銅)テープを巻きます。ここまで来るとゴールが見えてきます。

ステンドグラス「磐梯山」コパーテープ巻き

ステンドグラス「磐梯山」コパーテープ巻き

巻き終えたピースたち

巻き終えたピースたち

磐梯山のステンドグラスはガラスカット開始

横1.5mの大判ステンドグラスは、ガラスカットに入っています。今回、背景ガラスにランバーツのアンティークガラス、山の部分にヤカゲニーのオパールセントガラスを用いています。オパールと言ってもスティップルという透明性の高いものです。

ヤカゲニーの多色ストリーキーガラスで紅葉の山を表現します

ヤカゲニーの多色ストリーキーガラスで紅葉の山を表現します

ヤカゲニーは、多色ストリーキーのラインナップが豊富で、様々な葉の色や自然界の色を表現できます。ティファニーレプリカを作る人にとっても重宝するメーカーです。

カット後に色の合わせ目を確認

カット後に色の合わせ目を確認

カットしたガラスはエッジが尖っているので、ルーターで研磨しておきます。

ルーターでカット断面を研磨

ルーターでカット断面を研磨

カットし終わったガラス

カットし終わったガラス。下に敷いている型紙より少し小さく切っています。

会津磐梯山をモチーフにしたステンドグラスの制作を開始

福島県を代表する山の一つ会津磐梯山を中心に、稲田を含めて絵にしたステンドグラスを作っています。横長で、幅約1.5mx高さ65cmの大判のステンドグラスです。強度保持や取り回しを容易にするため左右2枚に別れています。

現在、型紙(パターン)を制作中です。ガラス調達を含め、2ヶ月ほどの作業になると思います。

色の付いた縮小版型紙と、モノクロの実寸大型紙

色の付いた縮小版型紙

迫力の原寸大型紙

迫力の原寸大型紙

八咫烏のステンドグラス制作 組み立て中

八咫烏と鶴のステンドグラスは、制作終盤、組み立てに入っています。

ガラスピースのカットと、周囲の研磨が終わり、切断面に銅テープ(コパーテープ)を巻いています。

ガラスピース一つ一つに銅テープを巻いています。向こうに見えるのは青い空のピース

銅テープが巻き終わると、いよいよ組み立てです。台紙の上にピースを並べていくと、作品の全容が見えてきます。

台紙の上に「八咫烏」のステンドグラスが現れます

ピースを置いていくにつれ、台紙の上に「八咫烏」のステンドグラスが現れてきます

銅テープ部分にハンダ付けをすると、がっしりとした1枚の絵になります。

並べ終わりました

並べ終わりました

ハンダ付けが進んでいます

銀色の部分はハンダ付けが進んでいます

以下が完成した作品です。詳しくは、グラス工房達風の本サイトを御覧ください。

「八咫烏」ステンドグラスの完成写真

八咫烏のステンドグラス制作 ガラスカット中

八咫烏と鶴が飛翔するユニークな題材のステンドグラスを作っています。八咫烏は3本足で、日本の信仰上の鳥でもありますね。

ステンドグラ制作の工程は、ガラスカットに入っています。10色ばかりのガラスを使います。

鶴の羽根の一部にはグレーを使います

鶴はグレーのガラスと、オパック(半透明)処理したクリアガラスを使います。空と海はトーンの異なるブルーです。

切り終わったガラスは型紙と一緒に管理します

八咫烏のステンドグラス制作開始

昨年はFIFAサッカーワールドカップで日本チームが決勝トーナメントに進みました。ドイツ、スペインに勝利する快挙もありました。日本チームのユニフォームにも描かれている八咫烏と、同じくユニフォームの折り鶴にちなんだ鶴の絵柄をおりこんだデザインでステンドグラスを作っています。

八咫烏のステンドグラスの型紙

八咫烏のステンドグラスの型紙

縦1m超の大判のステンドグラスです。3羽の鶏が飛翔するデザインで、令和5年を元気にスタートさせます。

かつて納品したステンドグラス「鉄線」の修復をしました

平成16年に納品したステンドグラス「鉄線」が破損したということで、修復しました。約20年ぶりの再会です。破損箇所以外はとてもきれいで、数日前に作ったものと言っても良いほどでした。オーナーさんはとても大事に扱ってくれていたようです。

破損状況:下の方のピースを中心に10枚ほどが割れています

破損状況:下の方のピースを中心に10枚ほどが割れています

破損の原因は落下のようで、丸い木枠は折れ、ステンドグラス本体のピースにも割れが入っていました。

破損ピースを慎重に外していきます

破損ピースを慎重に外していきます

修復の第一歩は破損ピースの取り外しです。各ピースは半田で結合しているので、ハンダゴテを当てて、周囲のハンダを溶かして取り除きます。次に破損ピースを細かく割り、抜歯のように抜いていきます。もちろん、周辺のピースを傷つけないように慎重に。

ピースの取り外しは、組み立ての数倍面倒です。ちなみに、作品の1/3以上が破損していたら、全部作り直したほうが安くて早いです。

破損ピースを保管しておいた型紙を使って新たに作ります

破損ピースを保管しておいた型紙を使って新たに作ります

破損ピースは当時の型紙を頼りに新規に作ります。

当時のガラスが入手可能かどうかがひとつの不安材料です。今回はランバーツ社のガラスは用意できましたが、ウロボロス社はすでに倒産していて、ギリギリ使う分だけ用意できました。

新ピースにコパーテープを巻きます

新ピースにコパーテープを巻きます

新ピースと、本体側の残ったピースにコパー(銅)テープを巻きます。

ハンダ付けして組み立て完了

ハンダ付けして組み立て完了。銀色の部分が新たにハンダ付けしたところです。

洗剤で洗浄し、次にハンダを黒染めします

洗剤で洗浄し、次にハンダを黒染めします

本体は完成しました。次に不安だったのが、木枠(既製品)が入手可能かです。ステンドグラス用品は新商品が続々出る代わりに、廃番も多いのです。今回、幸い同じ木枠が入手できました。

新しい木枠が届きました

新しい木枠が届きました

本体を木枠に固定して完成です。

新品同然に修復が完了した「鉄線」

新品同然に修復が完了した「鉄線」

修復完了。これで後100年は保ちます。

和風ステンドグラス「松と鶴」は組み立て段階です

オーダーメイドのこのステンドグラスは、私にとって初めてのモチーフが2つも入っています。松、そして鶴(タンチョウ)。絵柄としては狩野派などが採り上げた典型的な日本画の定番です。ですが、ご依頼がなかったので、今まで作りませんでした。現在、当該作品は組み立て段階ですが、この時点で「これはイイ」という感触を得ています。鶴は、絵になりますね。

和風ステンドグラス「松と鶴」

和風ステンドグラス「松と鶴」
点ハンダ中

タンチョウの絵柄が映えるステンドグラス

タンチョウの絵柄が映えるステンドグラス

ハンダ付けは2日で終わり、洗浄と黒染めに入っています。この2週間、集中して取り組んできたので、今月中に仕上がる予定です。

ハンダ線の黒染めが終了したステンドグラス「松と鶴」

ハンダ線の黒染めが終了したステンドグラス「松と鶴」