藤のステンドグラスは 組立中

オーダーメイドの藤のステンドグラスは制作後半、組み立てです。

まず、研磨の終わったピースに銅テープを巻きます。

藤のステンドグラス 同テープ巻き

藤のステンドグラス
各ピースに銅テープ巻き

ハンダ付けの前に、台紙上にピースを並べます。全体像が初めて明らかになり、楽しみです。

台紙の上にジグソーパズルのようにピースを並べます

台紙の上にジグソーパズルのようにピースを並べます

189ピース、すべて並べ終えました

189ピース、すべて並べ終えました

このあと、銅テープ部分にペーストフラックスを塗り、隙間にハンダを溶かしながら流し込みます。

ハンダをコテで融かしながら、流し込みます

ハンダをコテで融かしながら、流し込みます

完成まであと一息です。

藤のステンドグラスは、ガラス研磨中

藤のステンドグラスは、作業も順調に進み、背景に用いるクリアガラスのカットが終わりました。

カットし終わったクリアガラスのピース

カットし終わったクリアガラスのピース

次にカットした断面を回転砥石で研磨して滑らかにする作業に移ります。この段階で、最終的な形状の仕上げもできます。

ルーターを使ってのクリアガラスの研磨

ルーターを使ってのクリアガラスの研磨

葉の部分の緑色ガラスの研磨

葉の部分の緑色ガラスの研磨

研磨の終わったガラスはコンテナで管理しています。

研磨の終わったガラスピース

研磨の終わったガラスピースたち

全189ピースの研磨作業が続きます。

 

藤のステンドグラスはガラスカット中

岡山からのオーダーメイドのステンドグラスは、ガラスカットの段階です。藤の花は2色の濃さの違う紫を使っています。

藤のステンドグラスの花の部分です。淡い紫のガラスの上に型紙を乗せて、けがいています。

藤のステンドグラスの花の部分です。淡い紫のガラスの上に型紙を乗せて、けがいています。

花の芯の部分は濃い目の紫です。透明のガラスにホワイトのガラスパウダーを乗せて電気窯で一旦焼成し、オパールセント調にしています。これを型紙に沿ってカットしていきます。

濃い紫のガラスをカットしています

濃い紫のガラスをカットしています

藤のステンドグラス 制作開始

今回、岡山県からのオーダーです。幅50cmx縦32cmの藤のステンドグラスです。屋外に設置されるそうですが、風雨に晒されないようにガラスでサンドウィッチして設置していただけるそうです。

型紙は出来上がり、ピースに切り分けています。今回、かなり細かいです。小ぶりのパネルですが、180ピースあります。

藤のステンドグラスの型紙

藤のステンドグラスの型紙。切り分けたピースと、組み立て用台紙

ガラスは、オパールセントとトランスペアレントの2種類を混在させて使います。オパールセントは透過光がなくてもそこそこきれいに見えるので良いかと思います。

藤のステンドグラス用のガラス

藤のステンドグラス用のガラス(一部)

これからしばらくガラスカットが続きます。

円形のステンドグラス「藤」は組み立て中

直径40cmのステンドグラス「藤」は組み立て段階に入りました。

コパーテープを巻き終えたピースを台紙上に並べ、ハンダ付けします。

台紙の上に、藤の花や蔓のガラスピースを並べています

藤の花は濃淡2色のバイオレットで、綺麗です。今回は、葉の部分はアンティークガラスのグリーンです。微妙に色の異なる数種類の緑です。

台紙上に並び終えたガラスピース

テープを巻いた翌日に早速ハンダ付けです。時間を置くと酸化してきれいにハンダができません。

ステンドグラス「藤」はハンダ付け作業中

まもなく完成です。

円形のステンドグラス「藤」の制作開始

直径40cmの比較的小ぶりのステンドグラスパネルを作り始めました。柄は「藤」でそ。水墨画で原画を描き、それをトレースして型紙にしました。

左が水墨画の原画。右がそれをトレースして制作した型紙(原紙)

拡大コピーして作った、直径40cmの実寸大型紙

今回は水墨画を原画にしていますが、葉の部分は緑色にします。

型紙は境界線で切り離し、ガラスをカットするのに使用します。

型紙のカット

藤の花の部分は紫のアンティークガラス

カットしたガラス達

 

会津磐梯山のステンドグラスは組み立て中

2枚一組で横に150cmほどある大型のオーダーメイド・ステンドグラス「秋の磐梯山」を制作しています。現在、組み立て中です。コパーテープを貼り終えた全ピースを台紙の上に並べると、初めて作品の全容が見えてきます。まず右側のパネルから仕上げます。

会津磐梯山のステンドグラスは、組み立て前のジグソーパズルです

会津磐梯山のステンドグラスは、組み立て前のジグソーパズルです

全体的にオークル系のガラスが占めていて、落ち着いたトーンです。

ハンダ作業中

ハンダ作業中

次に左側のパネルです。山塊が中央を占めて、下部は黄金色の稲穂です。

左側のパネルも、ピースを敷き詰め終えました

左側のパネルも、ピースを敷き詰め終えました

ゴールが見えてきました。

磐梯山のステンドグラスはコパーテープ巻き

横1.5mの大判ステンドグラス「磐梯山」は、ガラスカットも終盤。稲穂のガラスを切っています。

ヤカゲニーのイエローリングモトルガラス

ヤカゲニーのイエローリングモトルガラス

稲穂のつぶつぶ感を出したくて、リングモトルというガラスを使っています。本来ランプに用いるオパールセントガラスですが、比較的透け感があるので、パネルにも良いです。

稲穂のピースは同色が隣り合っているのでまとめて切ります

稲穂のピースは同色が隣り合っているのでまとめて切ります

カットしたガラスは、軽く研磨して、すぐにコパー(銅)テープを巻きます。ここまで来るとゴールが見えてきます。

ステンドグラス「磐梯山」コパーテープ巻き

ステンドグラス「磐梯山」コパーテープ巻き

巻き終えたピースたち

巻き終えたピースたち

磐梯山のステンドグラスはガラスカット開始

横1.5mの大判ステンドグラスは、ガラスカットに入っています。今回、背景ガラスにランバーツのアンティークガラス、山の部分にヤカゲニーのオパールセントガラスを用いています。オパールと言ってもスティップルという透明性の高いものです。

ヤカゲニーの多色ストリーキーガラスで紅葉の山を表現します

ヤカゲニーの多色ストリーキーガラスで紅葉の山を表現します

ヤカゲニーは、多色ストリーキーのラインナップが豊富で、様々な葉の色や自然界の色を表現できます。ティファニーレプリカを作る人にとっても重宝するメーカーです。

カット後に色の合わせ目を確認

カット後に色の合わせ目を確認

カットしたガラスはエッジが尖っているので、ルーターで研磨しておきます。

ルーターでカット断面を研磨

ルーターでカット断面を研磨

カットし終わったガラス

カットし終わったガラス。下に敷いている型紙より少し小さく切っています。

会津磐梯山をモチーフにしたステンドグラスの制作を開始

福島県を代表する山の一つ会津磐梯山を中心に、稲田を含めて絵にしたステンドグラスを作っています。横長で、幅約1.5mx高さ65cmの大判のステンドグラスです。強度保持や取り回しを容易にするため左右2枚に別れています。

現在、型紙(パターン)を制作中です。ガラス調達を含め、2ヶ月ほどの作業になると思います。

色の付いた縮小版型紙と、モノクロの実寸大型紙

色の付いた縮小版型紙

迫力の原寸大型紙

迫力の原寸大型紙