ステンドグラス「竹取物語」はガラスカット継続中

オーダーメイドのステンドグラスは納期約1.5カ月の予定で制作中です。最も時間のかかる工程のガラスカットが続いています。

遠景の山の部分はブルーのウオーターガラス

遠景の山の部分はブルーのウオーターガラス

ウオーターガラスは、テクスチャが水の中のようにゆったりと揺らいでいます。

カットしたガラスはルーター(グラインダー)で、切断面を丸めます

カットしたガラスはルーター(グラインダー)で、切断面を丸めます

ピース数もガラス面積も膨大なので、ルーターをかけたピースは銅テープ巻工程まで、コンテナで保管します。

ルーターの終わったピースはコンテナで保管

ルーターの終わったピースはコンテナで保管

ステンドグラス「竹取物語」はガラスカット開始

縦1.7mの大判ステンドグラスは、ガラスの仕入れが終わり、カットの段階です。

ススキの葉に使う緑のガラスは、カットが細かいです。

緑のガラスでススキの葉をつくります

緑のガラスでススキの葉をつくります

人物など近景のガラスは、カット後にオパック処理をします。こうすることで、存在感が増します。

絵付けの最中

絵付けの最中

窯に入れて焼成前

窯に入れて焼成前

焼成後はきれいなガラス本来の色です

焼成後はきれいなガラス本来の色です

大型オーダーメイドステンドグラス「竹取物語」制作開始

縦1.7mx横60cmx2枚構成の大型ステンドグラスのご依頼を頂き、制作が始まりました。モチーフは「竹取物語」で、かぐや姫と老父、老婆です。かぐや姫が月に帰る直前の別れのシーンです。十二単や平安時代のリサーチに時間がかかりました。一番参考になったのが、高校時代の国語の資料「新修国語総覧/京都書房」でした。高校時代から使い続けている数少ない教科書です。十二単の着付け方法まで載っていました。

今回はかなりカラフルな作品です。ガラスは約20種。今は型紙を作っています。

ステンドグラス「竹取物語」の原画

ステンドグラス「竹取物語」の原画

「竹取物語」原寸型紙

「竹取物語」原寸型紙

型紙は、ピースごとに切り分けて、ガラスカット段階に入ります。その前に面積を見積もって、ガラスの仕入れです。

型紙はカッターで切り分けます

型紙はカッターで切り分けます

ガラスの種類ごとに分類しています

ガラスの種類ごとに分類しています

ステンドグラス「ディアナ」は組み立て開始

オーダーメイドステンドグラス「ディアナ」はテープ巻が終わり、組み立て工程です。

台紙の上にガラスピースを並べていきます

台紙の上にガラスピースを並べていきます

なんとなく絵が見えてきました

なんとなく絵が見えてきました

台紙の上にガラスピースを並べていくと想像した通りの絵ができてきます。ワクワクする時間です。

いよいよハンダ付け開始です。銅テープの部分に溶かしたハンダを盛っていきます。

いよいよハンダ付け開始です。銅テープの部分に融かしたハンダを盛っていきます。

3時間ほどで表面のハンダ作業が終わりました

3時間ほどで表面のハンダ作業が終わりました

表が終わって一休み、午後からは裏面を仕上げます。

 

ステンドグラス「ディアナ」はコパーテープ巻き工程

縦130cmの人物画(正確には女神)のステンドグラス「ディアナ」は、ガラスピースの研磨とコパー(銅)テープ巻の工程が進んでいます。

切断したガラスピースの周囲をルーター(グラインダー)で研磨しています

切断したガラスピースの周囲をルーター(グラインダー)で研磨しています
ステンドグラス「ディアナ」

ガラスピースは研磨することによって、コパーテープを安全に確実に接着することが来ます。

上段:研磨し終わったピース下段:研磨前のピース

上段:研磨し終わったピース
下段:研磨前のピース

すぐ後に、ピースの切断面を隠すようにコパーテープを巻いていきます。

1ピース1ピース丁寧に、コパーテープを巻いています。

1ピース1ピース丁寧に、コパーテープを巻いています。

全580ピース。長い長い工程です。

大判のステンドグラス「ディアナ」はガラスカット中

縦130cmの比較的大きなステンドグラス「ディアナ」はガラスカット中です。ガラスはアンティークガラスとキャセドラルを組み合わせて使っています。

ステンドグラス「ディアナ」の本体に用いる青緑のガラス

ステンドグラス「ディアナ」の本体に用いる青緑のガラス

最も高価なゴールドピンクのアンティークガラス

最も高価なゴールドピンクのアンティークガラス

ランバーツ社のゴールドピンクは金の高騰でほぼ新品は手に入りません。

緑のガラスがどんどん切れていきます

緑のガラスがどんどん切れていきます

部分的に絵付けをしています。

グリザイユを塗っているところ

グリザイユを塗っているところ

一気にグリザイユを焼成です

一気にグリザイユを焼成です

オーダーメイドステンドグラス「ディアナ Diana」制作開始

横56cmx縦129cmの縦長ステンドグラスを制作しています。ディアナというローマ神話の女神をモチーフにしています。ギリシャ神話ではアルテミスに比定されています。

マロニエの木の下に、犬と一緒にいる構図です。足元にはバラではなくハマナスが咲いています。この辺はご依頼主様の意向です。

現在は型紙を制作し終わった時点です。

ステンドグラス「ディアナ Diana」の原寸大型紙

ステンドグラス「ディアナ Diana」の原寸大型紙

ガラスカット用に刻むと下図のようになります。全部でガラスは14種類です。

「ディアナ」ガラスカット用型紙

「ディアナ」ガラスカット用型紙

オーダーメイドステンドグラス「受胎告知」はオパック処理中

「受胎告知」のステンドグラスでは、マリア様と天使が一応実態のあるモチーフとなり、その他が光や雲で、実態のないものになります。実態のあるものにはガラスの裏面にオパック処理を施し、見た目に浮き出てくるようにします。

マリア様の体のピースはオパック処理をします

オパック処理は半透明処理で、顔料を窯で焼き付けます。

電気釜で焼成します

電気釜で焼成します

カットしたピースにオパック処理を施した後、黒グリザイユで表からシェード処理をします。これは陰影で立体感を出すものです。多くのステンドグラスではこの処理をしませんが、このシリーズでは陰影を付けているので、同様に施しました。

焼成の終わったピースにはコパーテープを巻いていきます。

縁にぐるりとコパーテープを巻いたピースたち

縁にぐるりとコパーテープを巻いたピースたち

オーダーメイドステンドグラス「受胎告知」製作開始

中版のステンドグラスパネル「受胎告知」の制作に入っています。大きさは横45cmx縦70cmです。嬉しいリピーターさんです。以前もキリスト教に関係するパネルを2作品作らせていただき、今回は3作めです。2017年にイタリアに行ったときに実際に目にした宗教画の印象を一生懸命思い出し、原画にしました。

原画(カラー)と実物大型紙

原画(カラー)と実物大型紙

「受胎告知」は、聖母マリアに天使が受胎を伝えに来るという有名な場面です。天使は成人の場合もあれば幼い子供の場合もあります。古い絵では概ね成人ですが、ギリシャ神話のキューピットの影響を受けた絵では、可愛い子どもになっていたりします。受胎の象徴は白百合です。

空色のアンティークガラス

空色のアンティークガラス

ストックしてあるガラスからカットに入っています。ここ2年ほどガラスの入手が困難で、工房のストックが貴重です。

天使の体のパーツ

天使の体のパーツ

しばらくカットが続きます。

ペガサスと少女のステンドグラス:組み立て中

メルヘンチックなステンドグラスパネル「少女とペガサス」はガラス整形が終わり、組立工程に入っています。

まず、各ピースの切断面を包むように銅テープを巻き付けていきます。

ガラスピースに銅テープを巻き付けています

このピースを、組み立て用の台紙の上に並べていきます。この工程はジグソーパズルそのものです。

台紙の上にガラスピースを並べてていきます

台紙の上にガラスピースを並べてていきます

作品の全容が、徐々に明らかになっていきます。ワクワクします。

組み立ては、ハンダを使って銅テープの部分にロウ付けをして進めます。最初に点止めという仮ハンダをして、ピースがズレないようにします。

組み立ての最初はハンダによる点止めです。

組み立ての最初はハンダによる点止めです。

ハンダ付けは、銅テープを巻いてから数日以内に行います

ハンダ付けは、銅テープを巻いてから数日以内に行います

銅テープ巻から、ハンダ付け完了まで数日で終わらせるスピード仕事です。

ステンドグラス「ペガサスと少女」

上は完成写真です。作品の詳しい解説はグラス工房達風のサイトで御覧ください。