ステンドグラス「人魚姫」では、フュージングガラスタイルを作っています

大判のステンドグラス「人魚姫」では、タイル状のピースが白から青にグラデーションで並ぶ部分があります。11ピースなので11階調となるのですが、市販のガラスで11階調を揃えるのはまず不可能なので、フュージングで作ることにしました。

母材はクリアの板ガラスです。この上に、粉ガラスを載せて焼成します。まず、オパールセントの白をフルイでまんべんなく載せ、電気窯で焼成します。次に、ブルーの粉ガラスをグラデーションを付けながら載せます。

板ガラスの上にオパールセントガラスの粉(白と青)をふるいで載せて、色ガラスを作ります

板ガラスの上にオパールセントガラスの粉(白と青)をふるいで載せて、色ガラスを作ります

焼成すると鮮やかな青が出ます

焼成すると鮮やかな青が出ます

このあと、色に深みを出すため、透明の青のフリットを載せ、焼成します。焼成は都合3回です。

焼成後、型紙に合わせて、カットします。

出来上がったグラデーションタイル

出来上がったグラデーションタイル。長方形と円の2種類です

他にも、白の板ガラスや、イリデセントのガラスをカットしています。カット作業も終盤です。

白ガラスのカット

白ガラスは、人魚姫のボディーになります

イリデセントガラス

ほのかに虹色に輝くイリデセントガラス(写真ではわかりにくいです)

大判ステンドグラス「人魚姫」は青系ガラスのカット中

大判のオーダーメイドステンドグラスは、暖色系ガラスのカットが終わり、青、緑系に入っています。

青のオパールセントガラス

各色、元版の1/2程度を要して、ガラスの大量消費です。

ピースは大きめなので、失敗しないように細心の注意をはらいます

切り終わったらすぐにルーター(グラインダー)を掛けて、エッジを丸めておきます

毎日、2馬力(2名体制)で制作を続けています。

緑のガラスもストリーキーで綺麗です

緑のガラスもストリーキーで綺麗です

これは黄緑。緑だけでも4種類あり、工房がガラス見本市のようです

大判ステンドグラス「人魚姫」はガラスカット開始

人魚姫のステンドグラスは全20色のガラスを使う夢のようなカラフルな作品です。暖色系ガラスが届き、いよいよガラスカットが始まりました。

レッドのオパールセントガラスに型紙を並べています

レッドのオパールセントガラスに型紙を並べています

こちらはオレンジ色のガラス

こちらはオレンジ色のガラス

型紙の外周を油性マジックでガラスに写し取っていきます。

いよいよカット開始。まずは粗切りです。

いよいよカット開始。まずは板を数片に分割する粗切りです。

切ったガラスの管理

切ったガラスの管理は専用コンテナで

今回、窓作品にオパールセントを使うので、比較的透け感があるガラスを選定しています。

大判ステンドグラス「人魚姫」はガラス選定中

大判ステンドグラス「人魚姫」の型紙のピースを切り分けて、約20種類あるガラスごとにまとめます。次に、型紙をテーブル上に並べて各色のガラスの必要面積を測定します。

ガラス1

このテーブルは上下幅が60cmですので、1色1色の面積がかなり多く必要なことがわかります。

ガラス2

ガラス3

ガラス4

大判のステンドグラス「人魚姫」型紙制作中

4枚組で、組み合わせたときの横の長さが3.6mx縦が1.4mになる、大判のステンドグラスに取り掛かっています。3人の人魚がデザインの中心です。

1枚あたり横89cmx縦136cmあり、型紙の制作も2段階です。まず、1/4サイズの型紙を作ります。ここには色もつけて、配色原紙の役割もします。

ステンドグラス「人魚姫」の1/4サイズ型紙

ステンドグラス「人魚姫」の1/4サイズ型紙

次にこの原紙を4倍に拡大コピーして、原寸大型紙を作ります。2枚つくり、1枚はガラスカット用、もう一枚は組立時の台紙に使います。

89cmx136xmの巨大な原寸型紙

89cmx136xmの巨大な原寸型紙

拡大コピーするとコピー機の癖で若干歪むので、周囲の線はmm単位で補正します。次に、各ピースに切り分けて、色ごとの仕入れ面積を見積もります。

型紙をピースに切り分け中

ガラスの色ごとにピースを分類します

ガラスの色ごとにピースを分類します

会津磐梯山のステンドグラスは組み立て中

2枚一組で横に150cmほどある大型のオーダーメイド・ステンドグラス「秋の磐梯山」を制作しています。現在、組み立て中です。コパーテープを貼り終えた全ピースを台紙の上に並べると、初めて作品の全容が見えてきます。まず右側のパネルから仕上げます。

会津磐梯山のステンドグラスは、組み立て前のジグソーパズルです

会津磐梯山のステンドグラスは、組み立て前のジグソーパズルです

全体的にオークル系のガラスが占めていて、落ち着いたトーンです。

ハンダ作業中

ハンダ作業中

次に左側のパネルです。山塊が中央を占めて、下部は黄金色の稲穂です。

左側のパネルも、ピースを敷き詰め終えました

左側のパネルも、ピースを敷き詰め終えました

ゴールが見えてきました。

磐梯山のステンドグラスはコパーテープ巻き

横1.5mの大判ステンドグラス「磐梯山」は、ガラスカットも終盤。稲穂のガラスを切っています。

ヤカゲニーのイエローリングモトルガラス

ヤカゲニーのイエローリングモトルガラス

稲穂のつぶつぶ感を出したくて、リングモトルというガラスを使っています。本来ランプに用いるオパールセントガラスですが、比較的透け感があるので、パネルにも良いです。

稲穂のピースは同色が隣り合っているのでまとめて切ります

稲穂のピースは同色が隣り合っているのでまとめて切ります

カットしたガラスは、軽く研磨して、すぐにコパー(銅)テープを巻きます。ここまで来るとゴールが見えてきます。

ステンドグラス「磐梯山」コパーテープ巻き

ステンドグラス「磐梯山」コパーテープ巻き

巻き終えたピースたち

巻き終えたピースたち

第28回 うしく現代美術展開催中

もう10年以上参加している「うしく現代美術展」の第28回展が、2023年11月19日から始まっています。今年も60名近い近隣作家が出品し、私もフュージング画の作品1点を展示しています。

第28回うしく現代美術展始まる

第28回うしく現代美術展始まる

フュージング画「旧商家」

フュージング画「旧商家」

前回までコロナ禍で変則的な開催でしたが、今回から平常に戻っています。18日は開会式と内覧会、親睦会が行われ、多数の方にお越しいただきました。

うしく現代美術展・内覧会の様子

うしく現代美術展・内覧会の様子

うしく現代美術展の目玉の一つが学校鑑賞会です。市内の小学校6年生が授業の一環として見に来ます。私はこの触れ合いが一番好きです。男の子は主に技術面、女の子は「きれい」の追求の仕方を質問してきます。

学校鑑賞会で子どもたちに作品について説明する福田

学校鑑賞会で子どもたちに作品について説明する福田

学校間紹介の終わりの会

学校間紹介の終わりの会

会期は12月3日まで。来年も良い作品を出品したいです。

スフィンクスSPHINXのステンドグラス 組み立て中

スフィンクス”SPHINX”のステンドグラスは最終段階、組み立てに入りました。

最後のガラスの入手が完了したと思ったら、カット→研磨→銅テープ巻が2日で終り、年内完成の目処が立ちました。

銅テープを巻き終えたピースを台紙の上に並べています

銅テープを巻き終えたピースを台紙の上に並べています

色々のトーンのアンバー(琥珀色)を使って、スフィンクスやピラミッド、砂漠を表現しているので、配色に統一感があってイイ感じです。

最後に雲のピースをはめ込みます

最後に雲のピースをはめ込みます

コバルトブルーの空が目に眩しいです。

ここからハンダ付けで一気に組み立てます

ここからハンダ付けで一気に組み立てます

ステンドグラス2作 同時並行カット中

スフィンクスとピラミッドのステンドグラスは、雲の部分を表現する白いガラスがやっと入荷しました。早速カットして、ルーターで仕上げます。

白いガラスが入荷

白いガラスが入荷

スフィンクスのステンドグラスはすべてのピースのカットが終わりました

スフィンクスのステンドグラスはすべてのピースのカットが終わりました

スフィンクスのカットは終了しました。

一方、会津磐梯山のステンドグラスは、紅葉のガラスカットを進めています。今なないウロボロス社の貴重なストリーキーガラスです。ランプを作ろうと思って取っておいたガラスですが、なかなか出番がなく、今回使うことにしました。

紅葉の部分にウロボロスのガラス

紅葉の部分にウロボロスのガラス

複雑な紅葉を表すにはもってこいな、「複雑な」リングモトルガラスです。

紅葉のピース

紅葉のピース