わるのり猫こシリーズ「月夜のマンボ」制作中

わるのり猫シリーズもずいぶんたくさん作ってきましたが、ほぼ定番化しています。今回もフュージング画(無鉛ステンドグラス)で、月野の巷を騒がす猫たちを描いています。

前回はフラメンコでしたので、今回もラテンのノリで、マンボを奏で踊る猫たちです。このシリーズ、題材は無限にありそうです。

無鉛ステンドグラス「月のマンボ」制作中

無鉛ステンドグラス「月のマンボ」制作中

ステンドグラス「ルリビタキ」は組み立て中

ステンドグラス「ルリビタキ」は、銅テープ巻きが終わり、いよいよ後半戦の組み立てです。台紙上に、ピースを並べ、隙間にフラックスを塗りながらハンダを流し込みます。

ハンダ付けもだいぶ進みました

ハンダ付けもだいぶ進みました

両面にハンダ付けをして、最後に周囲を真鍮棒で補強します。

真鍮棒で周囲を囲んでいます

真鍮棒で周囲を囲んでいます

この真鍮があるので、ステンドグラスの取り回しが楽になります。本来のステンドグラスのように鉛だけで組むと、首の座っていない赤子のようにぐにゃぐにゃです。

ステンドグラス「ルリビタキ」はガラス研磨とテープ巻き中

ステンドグラス「ルリビタキ」は色数が多く、10色ほどあります。そろぞれの色板ガラスを型紙に沿ってカットした後、周囲を軽く研磨します。

緑のガラスをルーターを使って研磨中

緑のガラスをルーターを使って研磨中

切断した断面のみを、回転する砥石で研磨します

切断した断面のみを、回転する砥石で研磨します

切断面を研磨すると、その後に貼り付ける銅テープが、着きやすくなります。

研磨の終わったピース

研磨の終わったピース

銅テープは、切断面を包むように、巻き付けます。

テープを巻き終えたピース。粘着剤で張り付いています。

テープを巻き終えたピース。粘着剤で張り付いています。

ステンドグラス「ルリビタキ」はガラスカット中

かわいらしい鳥の入ったデザインの和風ステンドグラス「ルリビタキ」はガラスカット段階に入っています。全400ピースの大作ですので、ガラスカットは数日を要します。

緑のガラスで、ツルウメモドキの葉を形作っています

緑のガラスで、ツルウメモドキの葉を形作っています

鳥と同じくらい重要なモチーフは、ツルウメモドキです。ツルウメモドキの赤い実をルリビタキがついばむ絵なのですが、実がなるころは葉が枯れ落ちていることの多いこの植物に、あえて葉を残しています。

グレーのガラスで、古い歯を表現します。

グレーのガラスで、古い歯を表現します。

朱赤のガラス数種を使い、ツルウメモドキの実を表現します。

朱赤のガラス数種を使い、ツルウメモドキの実を表現します。

ところで話変わって、昨日2019年6月27日に、スコットランドから2名(母娘)、水戸から2名(母娘)のお客様がありました。この4名は、スコットランドからのホームステイの娘さんとその母+ホストファミリー(私の友人)の関係です。

私が日常的に原画作成でやっている水墨画を体験してもらいました。モチーフは庭に咲いているアジサイ。
そのあと、お抹茶も体験。

お客様4名が工房で水墨画体験

お客様4名が工房で水墨画体験

ステンドグラス「ルリビタキ」の型紙制作

新しいオーダーメイド・ステンドグラスの制作が始まりました。横70cmの「ルリビタキ」と題する和風パネルです。ルリビタキとツルウメモドキをモチーフにしています。絵作りは多少メルヘンチックですが、色遣いは和風を意識しました。

「ルリビタキ」の原寸型紙

「ルリビタキ」の原寸型紙

この後、型紙を刻み、ガラスカットに移ります。

フュージング画「月夜のフラメンコ」の額装

フュージング画は、色ガラスを電気炉で融かして単板の絵画に仕上げる絵画技法です。そのままのガラス板の状態でも存在感があってよいのですが、額装すると、吊り下げたり飾りつけの利便性が増しますし、割れる危険性も低くなります。

木製額には、シリコンコーキングで固定するのが楽できれいです。

木製額の裏側から作品を差し込み、コーキングのためのマスキングをします

木製額の裏側から作品を差し込み、コーキングのためのマスキングをします

シリコンコーキング(シーラント)の充填

シリコンコーキング(シーラント)の充填

コーキング材を充填したら、はみ出した部分を削り取り、マスキングテープを取ります。数時間で固まり、完成です。

額装の終わった「月夜のフラメンコ」

額装の終わった「月夜のフラメンコ」

円形ステンドグラス「バラ窓」は組み立て工程です

直径70cmの円形ステンドグラスは、大聖堂などでよくみられる「バラ窓」のデザインです。複数色をグラデーションに配置しています。

バラ窓のハンダ付け工程

バラ窓のハンダ付け工程

柄も幾何学模様で、吹き抜けの高いところに飾ると、すっきりきれいだと思います。

ステンドグラス「ペガサスとベレロポーン」「パンドラの壺」は組み立て中

同じサイズの2枚のステンドグラスを並行して制作しています。「ペガサスとベレロポーン」「パンドラの壺」です。どちらもコパーテープ巻きが終わり、組み立てに入っています。

ピースを台紙の上に並べ、全容があきらかになってきます。

「パンドラの壺」の台紙上にガラスピースを並べています

「パンドラの壺」の台紙上にガラスピースを並べています

ブルーと青緑のガラスが鮮やかです。

コパーテープ上にハンダを溶かして盛っていきます

コパーテープ上にハンダを溶かして盛っていきます

一方、「ペガサスとベレロポーン」も台紙上に並べ終わりました。

こちらも、緑が鮮烈です

こちらも、緑が鮮烈です

 

ステンドグラス「ペガサスとベレロポーン」はコパーテープ巻き中

コパーテープとは銅のテープのことで、カットしてガラスピースの周囲に貼り付けて、ハンダをつけやすくします。ステンドグラスは、ハンダでピース同士を結合するのですが、ガラスはハンダをはじくので、銅を巻いておくのです。

テープを巻く前に、ガラスピースの周囲を回転やすり(ルーター)で研磨して、テープを付きやすくしておきます。

切ったガラスピースの周囲を研磨しています

切ったガラスピースの周囲を研磨しています

テープの裏には粘着剤がついているので、テープ巻きは簡単です。

テープを巻き終えたピースたち。

テープを巻き終えたピースたち。ベージュの部分が銅です。

すべてのピースにテープを巻けば、組み立てですが、このテープ巻きの工程は結構時間がかかります。

 

ステンドグラス「ペガサスとベレロポーン」はガラスカット中

「ペガサスとベレロポーン」と、「パンドラの壺」という同サイズのステンドグラスを並行して制作しています。両方とも、ギリシャ神話をモチーフにしていて、イソップ物語のような教訓があるのが面白いです。

ペガサスの胴体のガラスと上に乗せた型紙

ペガサスの胴体のガラスと上に乗せた型紙

ほとんどのピースが緑や青緑なので、同じようなピースで工房があふれかえっています。

ペガサスの鬣部分

ペガサスの鬣部分

ペガサスの翼部分

ペガサスの翼部分

カットしたガラスは、ルーターという電動砥石で、断面を研磨します。もともと1枚だったガラスを細かくカットし、研磨し、また繋ぐ。矛盾したような作業が延々続きます。

ガラスピースの一部、馬や人物にはオパック処理を施します。これで、完成時にこの部分だけ美しく引き立ちます。背景との違いを出すための、大事な工程です。

電気釜でオパック処理

電気釜でオパック処理