「スフィンクス」のステンドグラスパネルはピースの研磨

正方形のステンドグラスパネル「スフィンクスとピラミッド(仮称)」の制作が断続的に続いています。カットしたガラスは、ピースごとに周囲をルーターで研磨します。

アンバーのガラスをルーターで研磨中

アンバーのガラスをルーターで研磨中

ガラスカッターで切断したばかりのガラスは、エッジが鋭く危険なので、回転する砥石に当てつけて丸めておきます。これで、次のテープ巻き作業が楽になります。

研磨したガラスの断面

研磨したガラスの断面

ダル・ド・ヴェール・ランプ完成

自主制作で、ダル・ド・ヴェール(dalle de verre)のランプを制作しています。割ったガラス同士をエポキシ樹脂でつなげて板を作ります。今回、長方形1枚と三角形2枚とで1作品ができます。

ダル・ド・ヴェールの計画図

ダル板の設計図

ダル板の設計図

大きな板ではありませんが、1枚5キログラム以上あり、扱うのは厄介です。今回百均で買ってきたA4用紙用コンテナを枠材として流用し、板を作りました。

ガラスとガラスの間にエポキシ樹脂を充填しています

組み立ては、エポキシを手でペタペタ付けて行いました。

立体的なランプに仕上げています

計4回エポキシ樹脂を着けて完成しました、その合間ごとに12時間硬化時間がかかりました。完成したランプは庭に設置して背後に常夜灯を置いて楽しんでいます。作品の詳しい情報は、グラス工房達風の公式サイトで。

夜だけ灯る庭のダル・ランプ

制作過程はYouTube動画でご覧いただけます。

ダル・ド・ヴェールのランプを制作中

自主制作で、ダル・ド・ヴェール(dalle de verre)のランプを制作しています。ダル・ド・ヴェールは比較的歴史の浅いステンドグラスの1技法で、ダルガラスという分厚いガラスをハンマーで割ってピースを作ります。このピースをエポキシ樹脂で繋いで板にします。

材料は厚さ2.5cmのダルガラス

ダルガラスは厚さ2~3cmもあり、細かい細工はできません。その代わりブロック状のピースにファセット(facet)という切り欠きを作り、ガラスを乱反射させます。

小さなハンマーで角を叩きファセットを作ります

小さなハンマーで角を叩きファセットを作ります

ハツリ作業ともいい、ガラスが飛散る危険な工程です

ハツリ作業ともいい、ガラスが飛散る危険な工程です

ファセットを施したダルガラスは、複雑な反射を起こし、綺麗です。

ファセットが終わったダルガラス

ファセットが終わったダルガラス

幾何学ステンドグラス「万華鏡」完成

幾何学模様のオーダーメイドステンドグラス「万華鏡」

幾何学模様のオーダーメイドステンドグラス「万華鏡」

色がグラデーションのように変化する幾何学模様の抽象ステンドグラスです。オーダーされた時のリクエストは水玉模様と、万華鏡のような繰り返し模様でした。CGで正確にデザインしました。

※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

丸いステンドグラス「日の出」を納品してきました

リピートのお客様の、オーダーメイド・ステンドグラスを取り付けてきました。

キッチンの大きな窓に、直径50cmの丸い作品を吊るしました。外の景色がうっすら透けて見えてきれいです。

※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

丸いステンドグラス「日の出」

丸いステンドグラス「日の出」を取り付けました

現在、様々な仕事が同時並行に進んでいます。5月15日から始まる個展に向けて、額縁を作っています。

木工でs額縁制作中

木工でs額縁制作中

また、オーダーメイドのステンドグラスのための原画を、水墨画で描いています。イチジクとオナガです。

原画の水墨画「いちじく」

原画の水墨画「いちじく」

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抽象ステンドグラス「自由」「流れ」完成

茨城県の個人宅からのオーダーで2作品作りました。

抽象ステンドグラス「流れ」

抽象ステンドグラス「流れ」。縦2mの長細い作品・

※この作品の説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

抽象ステンドグラス「自由」

抽象ステンドグラス「自由」。縦2mの2枚組作品。

※この作品の説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

「永遠」取り付け完了

4月に、千葉県に建設中の大きな病院の霊安室向けに、ステンドグラスをご依頼いただきました。ご要望は、宗教色のない、落ち着いた作品を、とのことでした。
今日、建築終了直前のO病院に作品を運び込み、大工さんの助けを借りて、無事取り付け終わりました。作品を運ぶという作業も結構気を使うもので、ベニヤ板に作品をくくりつけ、ワンボックス車で運びます。押縁はすでに用意されており、ネジ止めするだけでしっかりつきました。これからは、この作品が、御霊とご遺族をやさしく見守ることになると思います。
※この作品の説明は、ステンドグラス工房達風サイトの品集ページで。