この作品は、ベースになる透明の板ガラス以外、ほとんどの場所でガラスパウダーで、着色しています。一部、雀の羽の部分に薄い板ガラスを使ってはいますが。
竹の部分は、エメラルドグリーンのパウダーを茶漉しでふるい落として、色付けしています。パウダー方式の場合、ボール紙でマスクを大量に作り、粉が飛び散らないように遮蔽して散布します。
この時最も気を遣うのが、先に撒いたガラスに絶対に触れないと言う点です。パウダーはベース板の上に、砂埃のように載っているだけなので、クシャミや、服の裾、マスキングが不用意に当たると、剥がれてしまいます。
下の写真は、パウダー散布1回目の融着(フュージング)後です。
この後、色合いを見て、2回、3回と、積層して融着させていきます。また、部分的にアクセントとなる黄色のパウダーを散布します。黄色のガラスは、熱を加えるまでは白いので、周囲との色バランスを掴むのが難しいのです。
下の写真は、5回目の積層です。黄色のアクセントは、すでに融着して有ります。この回は、地面の笹の落ち葉を表現する工程です。
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