色とりどりのガラスフリット(ザラメ状のガラスの粒粒)を透明の板ガラスの上に振り撒いて融着させて作った、フュージング画です。 七宝焼きのように高温(780℃)で焼成し、しかも冷めてから繰り返しフリットガラスを重ねて焼成していますので、 引き込まれるような複雑な色模様です。
黒い輪郭線は、グリザイユと言う(金属粉を主原料とした)伝統的なステンドグラス用顔料で線描きしています。 このグリザイユも、高温で焼成していますので、ガラス面と一体化しています。
デザインは、2002年からの当工房の定番モチーフである「わるのり猫」シリーズです。 擬人化したミュージシャン猫達が、夜な夜な街に繰り出し、路上ライブを繰り広げる様子です。 橋の上では、演奏に合わせてジルバを踊っています。 ひと気のなくなった夜の街は、音楽好きの猫達にとってはパラダイスです。
サイズ: | ガラス本体: 横400mm×縦605mm×厚5mm 額外形: 横470mm×縦675mm×厚30mm |
設置場所: | (例1)白壁の前に吊るす (例2)窓辺に吊るす |
制作経緯: | ふるさと納税返礼品(龍ケ崎市) |
制作過程: | 詳しくはブログの記事で |
制作年度: | 2019年 |
フュージング画「月夜の路上ライブ」(白壁の前で撮影)
フュージング画「月夜の路上ライブ」(ガラス本体のみ工房の窓辺で撮影:背後は隣家)
(部分拡大写真)