18011「山葡萄」

山葡萄と題した和柄のステンドグラスパネルです。 実際の山葡萄は、こんなに実がたわわに稔りませんし、色も紫からブルーに掛けて、淡い感じのものが多いです。 ですので、この山葡萄は、肥沃な畑で人工的に栽培したものかもしれません。 まあ、私の創作構図ですが。

例によって墨画で原画を描き、それをトレースして型紙にしました。 蔓のランダムなカーブと、背景の硬質な格子模様が、良いコントラストになっていると思います。

達風ステンドグラス「山葡萄」（窓辺で撮影。背後に助けて見えているのは庭）

達風ステンドグラス「山葡萄」（取り付け後）

（シリーズ3部作）　納品場所は、マンションの一室、玄関上り正面です。その作品の裏側は和室になっており、よってこの壁は外壁ではありません。 玄関から見ると壁の絵画、和室側から見ると、まさに掛け軸です。 この場所には、本作品を含め３作品（他に「桜」と「緑のシンフォニー」）が着脱式に設置されますので、 施主様は、四季折々に付け替えて楽しまれるそうです。