作品集 gallery無鉛ステンドグラス(フュージング)

17412フュージング画絵皿「木蓮、紫陽花、夕映え」

この作品は、地元龍ケ崎市の要請で、ふるさと納税(ふるさと龍ケ崎応援寄附制度)のために、 返礼作品として特別に制作したものです。一点もののハンドメイド品です。ふるさと納税のために制作しましたが、工房でも同時に販売しています。
8~12種類の色ガラスで彩色し、美術絵皿に仕上げています。直径1mmほどの色ガラスの粒をベースガラス上に高温で融着させ、点描画のように描いているところがこのシリーズの特長です。輪郭線は、グリザイユと言う金属粉を主原料にした顔料で、なでるようなさり気無さで描いています。 このグリザイユも740℃という高温でガラス面に焼き付けてあり、その比重でガラス内分に浸透していますので、剥がれる心配はありません。
観賞美と実用性を備えた、一点物の絵皿をどうぞ窓辺や食卓に飾ってお楽しみください。 バックライト付き特製スタンドも付属していますので、インテリアランプとしてもご使用いただけます。

「1.木蓮」は、墨画家の顔も持つ主宰がデザインした活き活きと咲く紫木蓮を、 8種類の色ガラスで彩色し、美術絵皿に仕上げています。 紫木蓮は春、白木蓮より幾分遅れて開花し、同時に若い葉をのぞかせます。 龍ケ崎の公園や住宅の庭にも多く植えられており、春、高貴な紫の焔が沸き立ちます。 作品では、花の部分にヴァイオレットとゴールドピンク、葉の部分にケリーグリーン、 空間には春を思わせるパステル調の数種のガラス粒を配しています。

「2.紫陽花」は、8種類の色ガラスで彩色し、美術絵皿に仕上げています。 花はパープルと、ゴールドピンクのグラデーション、葉はケリーグリーンの色ガラスです。 周囲はイエロー基調で、部分的にレッドやターコイズブルー、コバルト、グラスグリーンを散りばめています。 色と色の境界をあえてグラデーションにしてぼかし、雨に煙る風景にしています。

「3.夕映え」は、紅に染まるうろこ雲と茨城県の原風景ともいえる田園を、 8種類の色ガラスで彩色し、美術皿上に仕上げています。 地元龍ケ崎は特に、関東平野を実感させる見渡す限りの稲田に、広い空が美しく広がります。 その夕焼けは、しばし足を止めて眺めてしまうパノラマです。 ガラス工芸、特にこのフュージング画は単なる絵画と違い、 透過光のマジックとも言える幻想的でエネルギッシュな画面を作り出します。 夕映えのモチーフは、まさにこの光のマジックで表現するべきものと言えます。

サイズ: ガラス部分:横39×縦26×高5cm(× 厚4mm)
設置場所: (例1)食器として使用
(例2)電球バックライト付きスタンド上に載せ、ランプとして使用
制作経緯: ふるさと納税返礼品(龍ケ崎市)/ご提供済み
制作過程: 詳しくはブログの記事で
制作年度: 2015年

17412「木蓮、紫陽花、夕映え」「木蓮」
フュージング画絵皿「1.木蓮」

17412「木蓮、紫陽花、夕映え」「紫陽花」
フュージング画絵皿「2.紫陽花」

17412「木蓮、紫陽花、夕映え」「夕映え」
フュージング画絵皿「3.夕映え」

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