長崎市雲仙市にある旅館に設置される作品を制作しています。今回は温泉の浴室に取り付けられるということですので、鉛合金を使わない「無鉛ステンドグラス=フュージング画」でお作りすることを提案しました。湿気やイオンを含む雰囲気では鉛合金は腐食しやすいので、ステンドグラス設置は注意が必要です。
デザインは雲仙市ゆかりの四季の花です。
原画は水墨画で描いていますが、実際の作品はカラフルな原色になります。題材はミヤマキリシマ、ジャカランダ、ハマユウ、山茶花です。大きさは30cm四方の正方形と、直径30cmの円形です。
最初の作業は、ベースになる厚さ4mmの透明ガラスのカットです。このガラスの上に、カラフルなガラスフリット(ガラス粒)をのせて焼成していきます。
その前段階で、白のガラスパウダーを薄くのせて焼成しておきます。これによって後の絵が引き立ちます。