ステンドグラス「綿津見」のガラスカットをしています

板ガラスが問屋から届きました。今回は、緑から青にかけて10枚ほど。すべてドイツのランバーツ社です。手吹きのアンティークガラス(といっても製法がアンティークという意味で、ガラスは新品です)、このガラス素材の状態で、十分美しいです。

アンティークガラス

問屋から届いたばかりのランバーツ社製アンティークガラス

原寸大型紙をピースに切り分けて、板ガラスの上に配置します。そのあと、油性マジックで型紙の外周をガラスに写し取ります。これを工学用語でケガキと言います(建築用語では墨付け、でしょうか)。

板ガラスに型紙を載せ、けがいています

板ガラスに型紙を載せ、けがいています

ガラスカットは、オイルカッターを使って、ケガキ線にそって傷をつけ、プライヤーで割って行います。

女神のガラスカット

ガラスカッターで女神のピースを切っています。といっても、この段階ではキズを付けているだけですが。

髪の毛のピースは、細いので先端が欠けないよう気を遣います。

髪の毛のピース

髪の毛のピース

海面のピースはブルーです。ガラスは、型紙の周囲から0.1~0.3mmほど内側で(小さく)切ります。コパーテープ技法のステンドグラスの場合、ピースとピースの間に0.2~0.5mmほどの隙間を設けます。これにより、後の工程でハンダが表裏でブリッジして強度が増します。

ブルーの「海面」のピース

ブルーの「海面」のピース

ところで、ランバーツ社のサイトに私の作品の写真が数点掲載されました。よろしければ、ご覧ください。http://www.lamberts.de/referenzen/select_category/487.html

ブログのランキングに参加しています。ぜひワン・クリックお願いします(励みになりますので)。
にほんブログ村 美術ブログ ガラス工芸へにほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA