ステンドグラス「綿津見」のガラス研磨をしています

ガラスピースのカットも大詰めです。海底に渦巻く気泡を、ウロボロス社のフィブロイドガラスで作っています。このガラス、荒目のヘアラインテクスチャがあるのですが、これがキラキラ輝いて綺麗なのです。

気泡のピースを切り出しています

気泡のピースはUR70-00というガラスで作ります

ガラスカットが終わると、ルーターという回転砥石で、エッジを研磨します。

ルーター

ルーターでエッジ(切断断面)を研磨します。

ガラスカットというのは、実は、”切り”ではなく”割り”なのです。コップを割ったときを思い出していただくと分かりますが、ガラスを割ると、鋭いエッジが立ちます。危ないです。そのエッジを研磨して、丸くします。同時に、型紙よりわずかに小さいピースに成形します。

1個のピースあたり約30秒。回転するダイヤモンド砥石にエッジを押し付けて、ぐるりと研磨します。

研磨前の断面

研磨前の断面。光っています。

研磨後

研磨後。ざらっとした肌になっています。

このピースの周囲には、後の工程で、粘着剤付コパーテープを貼り付けます。その時、研磨後のざらざらしたエッジは、密着性良好です。

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