ガラスフリット(ザラメ状のガラス粉)を使って配色し、その上からグリザイユ(黒い金属粉で出来たステンドグラス専用の顔料)で 詳細の絵付けをして制作しました。
題の「沼霧(しょうむ)」とは、沼の畔に立ち込める霧のことです。 この絵でも、霧で遠くが霞んでいます。 倒木や朽木が幻想的な風景を作っています。
私がかつて数度訪れた上高地の大正池をモチーフにしています。 大正池は、文字通り大正年間に、噴火で川がせき止められてできた比較的新しい池で、 その当時の木々が、立ち枯れの林となって幻想的に湖面に突き出ています。 大正時代の枯れ木が、100年腐ることなく、湖中に立っていることも不思議でなりません。
こんな不思議な池(沼)に住む精霊を、半分水に浸かった倒木の上で物思いに耽る女性のように描きました。
サイズ: | ガラス部分:横50cm×縦72cm×厚4mm 額外形:横56cm×縦78cm×厚3cm(多少変わります) |
設置場所: | (例1)白壁の前に吊るす (例2)窓辺に吊るす |
制作経緯: | 自主制作 |
制作過程: | 詳しくはブログの記事で |
制作年度: | 2023年 |
フュージング画「沼霧」背面からの光(透過光)で見る
部分拡大写真
鳥のシルエット拡大写真
スタンドに立てて