バックライトが付いたパネル状ファンランプです。ファンランプは、インテリアとして飾る小さな平面シェードのランプのことです。 シェードは、そのものが長方形に近いフュージング画(無縁ステンドグラス)で、電気を灯さなくても前面からの光で美しく見ることができます。
制作にあたり、ベースになる透明板ガラスの上に、様々な色のガラスフリット(ザラメ状のガラス)を載せ、これを電気窯で焼成して彩色しています。 ガラスフリットを載せて焼成する作業は、数回に渡り繰り返され、七宝焼のような風合いができてきます。 これをガラスフュージングといいます。 当工房では その後グリザイユ(金属粉を主原料とするステンドグラス用の顔料)で細い輪郭線を描き、さらに焼成します(「無鉛ステンドグラス=フュージング画」と称しています)。
モチーフは睡蓮の咲く水辺と裸婦です。水面や池の淵は判然とせず、この世の光景とは思えない幻想的な絵です。 裸婦が何を見つめ、何を思っているのかは見る人それぞれが想像してください。
サイズ: | ガラス本体外形: 横39cm×縦36cm×厚4mm スタンドの奥行12cm |
設置場所: | ご家庭やお店など、飾る場所を選びません |
制作経緯: | 自主制作 |
制作年度: | 2021年 |
フュージング画「睡蓮」
フュージング画「睡蓮」(窓辺で撮影)
(部分拡大)
(横から見た本体と電球付きランプベース)