カトレヤは、ランの女王。我が家にはピンクのミニカトレヤがあり、毎年花を付けます。 ラン科の植物の多くは、着生といって、他の樹の幹に取り付いて根を張り、わずかな水分と養分で成長します。 カトレヤもその一種です。 我が家でも、その野生の姿を再現したくて、ヘゴと言うシダ類の幹に根を這わせています。
この作品では、樹木に着生したカトレヤを、できるだけリアルに表現したつもりです。 白い根が、生き物のように樹木の表面を這い、一部は喰いこんで取り付いています。 また、一列に並んだ各バルブに1枚の葉が付き、その葉の根元から花茎が出ています。
一方、インコはメキシコインコをモチーフにしました。 赤やオレンジ、黄色や緑、青と、、まるで絵具箱のように色彩豊かなインコです。 このインコとカトレヤの構図は、私の創作です。 ですが、カトレヤもメキシコインコも中南米原産で、この作品のような光景が見られたかもしれません。
サイズは横53cm×縦90cmと、それほど大きくはありませんが、全部で800ピースものガラス片で出来ており、 その点では大作と言えます。私にしては珍しく、色彩豊かな作品です。
サイズ: | 530×900mm |
設置場所: | 神奈川県: 個人邸 |
制作経緯: | 自主制作 |
制作過程: | 詳しくはブログの記事で |
制作年度: | 2016年 |
達風ステンドグラス「カトレヤとインコ」(窓辺で撮影。背後に助けて見えているのは庭)
達風ステンドグラス「カトレヤとインコ」背面からの電球光(透過光)で照明