ステンドグラスで山吹(ヤマブキ)を題材に選んだのは初めてです。 山吹と言って思い出される歌に、太田道灌ゆかりの「七重八重花は咲けども・・・」がありますが、あれは実の生らない八重咲きの山吹です。 今回題材にした山吹は、一重のものです(のつもりです)。
山吹はバラ科の植物で、土手に生えたか細い枝が、花の重みで枝垂れた様子が風流です。 花は、オレンジがかった黄色が多く、目に鮮やかです。山吹色と言えば、小判の黄金色の例えにもなっていますね。
ステンドグラスにする時、枝垂れた細枝は絵になりやすいです。 また牡丹雪のように華麗な花は、花弁を説明的に表現するのはやめて塊で表現すると、軽やかで面白くなります。 風をイメージした緩く波打つ横線も、画面全体に時間の流れを感じさせ、良かったと思います。 この作品、600ピース以上の大作となりました。
サイズ: | 748×841mm |
設置場所: | 新潟県: 個人宅 玄関室 |
制作経緯: | オーダーメイド |
制作過程: | 詳しくはブログの記事で |
制作年度: | 2014年 |
達風ステンドグラス「山吹」(窓辺で撮影。背後に助けて見えているのは庭)
達風ステンドグラス「山吹」(原画:福田 筆)