近くの公園で、毎年きれいな藤の花が咲きます。その藤と、同様によくみかけるキジバトをあわせて絵にしました。
キジバトは別名山鳩ともいい、独特な「デデ、ポッポポー」というのどかな鳴き声が特長です。
フジの木はマメ科で成長が早く、樹勢も旺盛です。 1本の幹から無数に分岐して、大きな藤棚を形成する銘木が、日本各地にみられます。 関東では、栃木県のあしかがフラワーパークと東京の亀戸天神などしょうか。 フジは、蔓が右巻きと左巻きの品種が有ります。園芸品種に多いノダフジは右巻き、 ヤマフジ(ノフジともいう)は左巻きです。後者は日本の固有種で、山に咲き、古い絵に出てくるのはこちらです。
普段は何が植わっているのか分からない雑木林の小山も、春のフジの季節にだけ、豪華な紫の花をつけるときが有ります。 ああ、ここにはフジが植わっていたのか、と思わせる時で、しばし見入ってしまいます。
サイズ: | ガラス部分 横460×縦820mm×厚6mm |
設置場所: | 龍ケ崎市歴史民俗資料館(2016年寄贈) |
制作経緯: | 自主制作 |
制作過程: | 詳しくはブログの記事で |
制作年度: | 2012年 |