ランプ作品集 gallery

0822ステンドグラス行灯「鯉」

「鯉の滝登り」の図柄の行灯を制作しました。自然の鯉は滝など上りませんが、中国の故事では、滝を上った鯉が龍になったとあります。登竜門の故事です。
曰く、中国の霊山に「竜門」という滝があり、その急流を登り切った鯉には霊力が宿り、龍になると言われています。現代では、「登竜門」といえば、出世街道の入口をあらわす言葉になっていますね。

ステンドグラス行灯の本体は、直径19cm×高さ49cmと大きめで、展開すると、横60cm×縦49cmの面積を要します。この面積の約2倍のガラスを、あらかじめ電気炉でスランピング(湾曲加工)し、それからピースに切り分けました。すべてランバーツ社のアンティークガラスで、個性的な流れ模様が活きるように配置しました。
このランプをご注文下さったとある会社の社長様も、この鯉のようにトントンと業界の雄になって頂きたいです。

サイズ: ステンド部:直径190mm×高さ490mm
全体:高1270mm
設置場所: 東京都: 個人邸
制作経緯: オーダーメイド
制作過程: 詳しくはブログの記事で
制作年度: 2006年

0822「鯉」裏側
達風ステンドグラス「鯉」裏側

0822「鯉」実際は、木製ベースの上に設置してあります。
達風ステンドグラス「鯉」実際は、木製ベースの上に設置してあります。

タイトルとURLをコピーしました