作曲家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)の肖像作品です。 モーツァルトは、ピアノソナタが有名ですが、交響曲や協奏曲などありとあらゆる器楽曲、オペラを作曲し、 バイオリンの演奏にも秀でている全方位型天才です。
私は小学生の時バイオリンを習っていたのですが、今でも一番好きな曲が、彼の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」です。 ちなみに、当時の私は比較的簡単な第二バイオリンの方を担当していましたが。
彼の人物像ですが、驚かされるのは、度重なる子供の死(6人中4人夭折)という不幸に見舞われながらも、コンスタントに作曲を続けていた点です。 多くの研究書が、かれの「底抜けの明るさと力強さ」を強調しています。晩年は金銭的にも困窮し、多くの知人に送った借金申し込みの書簡が今も残されています。 この困窮の中にあっても熱気ある作品が、死の直前まで創作され続けたのは驚きです。 1984年の映画「アマデウス」にも描かれていましたが、幸いにも(?)人間として何かひとつ、重要なモノが欠落していたのでしょう。
このステンドグラス作品には、ブッ飛ぶほどに放出される彼の創作エネルギーを、彼の横顔に表現したつもりです。 また、クラウザンとバイオリンはモチーフとして欠かせませんでした。 明るく、世間に疎く、故に悲しい、数百年に一人という天才の狂気の横顔を描こうと思いました。
使用しているガラスは、ドイツのランバーツ社で製造された宙吹きアンティークガラスです。 淡いパープル色を中心に使いました。 このガラスにオパック処理(半透明処理)を施しているので、背景が透けて見えません。 電球や蛍光灯などの人工光源を背後に置いても、透けて見えず、光だけ通すので綺麗です。 もちろん、窓辺に飾って、太陽光で見てもきれいです。 このシリーズの作品は、自然光と人工光の両方に対応しています。
サイズ: | 額縁外形:横920mm×縦575mm×厚35mm 本体:横850mm×縦500mm 重量:6.3kg |
設置場所: | 窓辺や壁際など(バックライト照明にも対応) |
制作経緯: | 自主制作 |
制作年度: | 2003年 |
ご購入方法: | ご購入方法は以下(1)(2)の2通りです。 (1)ふるさと納税の返礼品として、以下のサイトからお申し込み |
グラス工房達風ステンドグラス0573「モーツァルト(Mozart)」(別の光源で撮影)
グラス工房達風ステンドグラス0573「モーツァルト(Mozart)」(部分拡大)
同サイズの姉妹作品「ショパン」と「モーツアルト」