以前に制作した蔦のステンドグラス テーブルランプのバリエーションで、平成11年秋に制作しました。フィギュアは、以前の女性に代えて、今回は3種類の小鳥のつがいを入れました。写真ではわかりにくいですが、3方向に、カワセミ、モズ、シジュウカラがいて、蔦の葉の陰から顔を覗かせています。
色相は、鳥も赤とオレンジの2色だけで表現し、全体的に赤中心のきわめて狭い領域に抑えました。蔦の実の紫は前作と同じで、少しだけ変化を添えています。
ピース数は600個程度です。板ガラス素材は米国4社の製品を用い、ウロボロス社のリングモトル3種類で蔦の葉を表現し、ヤカゲニー社のスティップルガラスで鳥を表現しました。実は、私が緑から紅に移りゆく蔦の葉に好んで使っていたウロボロス社の緑とオレンジのツートン・リングモトルが、最近メーカーで廃盤になってしまい、手持ちの在庫が、この手のテーブルランプあと1個分となってしまいました。とても悲しいです。ベースは定番の3灯式(電球3個点灯)です。
サイズ: | 直径430mm×高さ480mm |
設置場所: | 茨城県: 個人邸 |
制作経緯: | オーダーメイド |
制作年度: | 1999年 |
グラス工房達風ステンドグラス0112「蔦と鳥」