ステップC6. コパーテープの補修技法

 《1》 コパーテープ巻き  生計の終わったガラスにコパーテープを巻きます。 ガラスは全てトランスペアレントですので、コパーテープの粘着面が透けて見えてしまいます。 ですので、バックコート有りの(粘着面が黒い)テープを用います。
コパーテープ巻き
 《2》 最外周のピースの節約  テープの巻き方は、基本的には前2コースと同じですので、一度見てみてください。
ここでは最外周のガラスについて説明します。  最外周に面した部分は最終的にはレッドケイムの溝に差し込まれ、隠れてしまいます。 ですので、この隠れる部分にはコパーテープを巻く必要はありません。テープ節約のためです。
最外周のテープは不要
 《3》 割れの補修
 凹カーブにコパーテープを巻くと、周囲のはみ出し部分を手で倒す段階で、テープが割れてしまうことがあります。 コパーテープは文字通り金属の銅で出来ているので、ある程度伸びます(展性がある)。 ですので、乱暴に折り返すのではなく、スピーン曲げのようにこすりながら徐々に倒していけば、テープが割れずに倒れることも多いです。
 それでも、凹が急な場合は、やはりクサビ型に割れが生じてしまいます。
凹カーブでのテープの割れ
 割れてしまったら、1/4"幅の太いテープを用い、10mmくらい切ります。 この小さなテープ片を、割れた部分を包み隠すように貼り付けます。ガラスの表から裏に、挟むように貼ります。
カッターナイフではみ出しを切る 挟むように貼る
 そして、ラスキン等のへらでガラスにこすり付けます。テープのはみ出した部分をカッターナイフで切り落として完了です。 実はコパーテープは部分的に2重になっていても問題ないのです。
はみ出した部分をカッターナイフで切断 補修完了
 《4》 組み立ての準備  コパーテープを巻き終えたピースを、切断していないもう一枚の型紙(=組み立て用)の上に並べます。
テープ後、組み立て用型紙の上に並る

前へ 次へ

■写真はクリックすると拡大表示されます■