ここでは少しがんばって、直径50cmのステンドグラスパネルを作ります(額縁の直径は約60cmです)。
ステンドグラスのパネルは、大きいものでは1u以上になりますので、直径50cmだと中規模と言えます。
ですが、コパーテープ技法では、大きくても小さくても技術的にはあまり変わりません。
この課題作をマスターすれば、大きなステンドグラスも作れるようになります。
課題作の題は「烏瓜」です。
講習のポイント1として、まずデザイン技法をしっかり学びます。
一言で言えば、「絵」を描けるようになる、ということですが、あくまで図案レベルですので、
油絵や水彩画のように難しくは有りません。ここでは、私(福田)が得意とする水墨画の原画描法をご紹介しますが、
皆さんがお使いになるのは、色鉛筆でも、水彩絵の具でもかまいません。
ポイント2は、ガラスの凹カーブのカットです。えぐれたカーブは苦手、という方は必見です。
ポイント3は、補強枠の作り方です。大きな作品になるほど、強度の確保が難しくなります。その方法を学びます。
制作時の目安
工具 | 一式で4万5千円程度(ルーター無しで2万5千円) |
ガラスを含む消耗品 | 実使用分:1万円程度(購入したほとんどの消耗品が8割がた余ります) |
木額縁(円形) | 7千円〜1万7千円程度 |
詳しくは最終章(工具と消耗品一覧)ご参照 |
作業時間 | 50時間 |
このコースでは、前半、絵の描き方に重点を置いていますが、もし、技術面だけ学びたいという方は、
無理せず、既存の写真やポスターを模写して下さい。
ただ、著作権がありますので、あくまで個人的に楽しむ用途に限定してください。