イタリア美術めぐりの締めくくりは、ローマ市内にあるヴァティカン市国です。目玉はサン・ピエトロ大聖堂とヴァティカン博物館ですね。ローマ在住の彫刻家、松岡さんに案内していただきました。
まず地下鉄オッタヴィアーノ駅から城壁沿いに歩いて、ヴァティカン博物館の入口へ。日本で予約を取っておいたので、ほぼ待たずに入場。ヴァティカン博物館は、小分けされた多数の美術館・博物館総体の名称で、内部は絵画館やエジプト美術館、タペストリーギャラリーなど色々な美術館があります。
全体で、相当な距離を歩くので、仲間同士、はぐれないようにするのが大変です。
美術館の規模としては、フィレンツェのウィフィッティ美術館ほどのような気がしますが、美術品の種類が豊富です。タペストリーや中世の地図などの専門室があります。
前にも書きましたが、このヴァティカン美術館も写真撮影可です。ですが、唯一、システィーナ礼拝堂だけは禁止でした。ここには有名は「アダムの創造」が掲げられているのですが、それは肉眼で見るのみです。
博物館を概ね観終わり、博物館内のわりと粗末なビュッフェで、パニーニを食べ、昼食としました。その後、システィーナ礼拝堂に移動しました。最初に、8ユーロ払って(半分がエレベータ利用コース)、キューポラの頂上に上がりました。
キューポラから見下ろすローマ市内は、圧巻でした。昨日廻った名所も、ところどころ黙視できます。しかし、記録的な熱波と言うイタリア、焼けつくような暑さです。
しかし、サン・ピエトロ大聖堂は、その規模と贅沢さが桁違いです。ステンドグラスこそ入っていませんが、壁や天井の絵画や彫刻が、どれ一つとっても第1級芸術ですよ。
午後3時ごろ外に出て、ちょうど衛兵の交代を目撃して、ヴァティカンを後にしました。ブティックでお土産を買い、一旦ホテルに。
夜はまたパスタ。豪華でした。
大忙しで、ローマ2日目も終わりました。