イタリアのグレーヴェ・イン・キアンティでうしく現代美術展の出張展をやっている会期中、フィレンツェ→ローマと芸術めぐりをしてきました。今朝はフィレンツェからローマに鉄道(トレニタリア)で移動しました。日本で指定席を購入しておいたので、ホームへの入場はプリントアウトした予約確認書を見せるだけです。しかし、流石イタリア。電車の出発は1時間も遅れました。
駅の近く、ホテル・セレナに荷物を置いて、今日はローマの観光スポットを廻ることにしました。まず地下鉄A線でフラミニオ駅に行き、ここから徒歩で南下します。フラミニオ駅のそばにローマの玄関口ともいえるポポロ広場です。
ここからバブイーノ通りを通り、一直線にスペイン広場に。映画「ローマの休日」で有名なこの広場とスペイン階段は、かつてスペイン大使館があったことに由来します。階段頂上まで登りました。
次に、これまた有名なトレヴィの泉。ここは少し分かりづらい路地の奥にありました。あいにく、水が抜かれ改修工事中でした。彫刻は、見事です。
ランチは、本屋のビルにあるバルで、パニーニとビール。
目抜き通りであるコルソ通りをまたいで、パンテオンです。これは、コンクリート造りのドームが有名で、昔は中央の明り取りにはガラスが無く、雨は内部に入ってきたそうです、その為、床には排水設備があります。紀元前にアグリッパが最初に手掛け、118年に再建されています。2000年近く完全な形で残る、ローマ最大の遺構と言えます。
さて、イタリアと言えばジェラート。私も何回となく食べました。3ユーロくらいで、タップリ2段のジェラートが食べられます。
次に、ナボーナ広場。ここには3つの噴水があるのですが、最大のものは四大河の噴水です。ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタの4大河を擬人化して彫像で表現しています。
続いてコルソ通りに戻り、ヴェネツィア広場と、巨大なヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂をながめつつ、古代ローマの遺構フォロ・ロマーノに向います。
フォロ・ロマーノは「発掘現場」といった感じの遺構です。私の祖父がアマチュアの考古学者(古代飛鳥)だった影響もあり、こういう遺構を見ると興奮します。紀元前後のローマ市街を見ることが出来ます。
最後に有名なコロッセオ(円形闘技場)を外側から眺めて、今日のツアーは終わりです。歩数15,000歩、約8kmの道のりを歩きました。
地下鉄で、テルミニ駅に移動し、元日本人(TOMOKOさん)が経営するレストランでディナーをしました。