蘭のヘゴ付け(続き)

ステンドグラス制作の合間に、先達てのデンドロビウムに続いて、洋ラン2種(ミニカトレヤとエピデンドラム)のヘゴ付けを作りました。この2鉢はちょうど花が終わり、手を付けられる状態になりました。ちなみにヘゴとは熱帯に自生するシダの仲間の巨木で、その繊維が豊富な木部は、蘭などの着生植物の鉢替わりに利用されます。

まず、ミニカトレヤですが、鉢から抜いてびっくり、根もミニです。

ミニカトレヤの根をほぐしたところ

ミニカトレヤの根をほぐしたところ。鉢の中はほとんどがミズゴケで、根はわずかでした。

少しミズゴケを根に巻いて、ヘゴ(写真の黒いまな板のようなもの)にテグスで括り付けます。

ミニカトレヤのヘゴ付けはすぐに完成

ミニカトレヤのヘゴ付けはすぐに完成

続いてエピデンドラムです。これは、根鉢がパンパンで、鉢を壊して引きずり出しました。細かい根がびっしりです。

エピデンドラムは根鉢を崩して、2つに株分けしました。

エピデンドラムは根鉢を崩して、2つに株分けしました。

株に対して、ヘゴが小さいかなあと思いましたが、根でヘゴを包むように整形しました。

ヘゴが見せませんが、根の束中にあります。

完成写真です。ヘゴが見せませんが、根の束の中にあります。

2株を上下にずらして、ヘゴに巻きつけて、テグスでぐるぐる巻きにして固定です。ヘゴに水をたっぷりと吸わせ、ちゃんと着生してくれることを祈り、ベランダの蘭コーナーに吊るしました。きれいに着生したら、根も含めてステンドグラスの題材に使いたいです。

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