和風ステンドグラス「藤と山吹」は、ガラスカット中です

ステンドグラス制作は、第1のハイライト、ガラスカット工程です。カットと言っても、正確には、型紙に合わせて割っていくのですが。

板ガラスは、ドイツにあるランバーツ社というアンティークガラスメーカーの高級宙吹きガラスです。アンティークと言っても、古いガラスではなく、アン ティーク技法で作った新しいガラスです。ドイツの職人さんが、1枚1枚チューブ状の竿に息を吹き込んで膨らませて作る、ガラス素材そのものが、すでに手作りの逸品です。

藤の花に使うヴァイオレットのガラス上に、型紙を仮置き

藤の花に使うヴァイオレットのガラス上に、型紙を仮置きして、パターン取りをしています。

まず、藤の花に使う2種類のヴァイオレットを選別し、花びら1枚1枚に切っていきます。

ヴァイオレットのガラス板に油性マジックで、型紙の輪郭を写し取り、そこにガラスカッターで傷を着けます

ヴァイオレットのガラス板に油性マジックで、型紙の輪郭を写し取り、その線を頼りにガラスカッターで傷を着けます

傷を着けると、プライヤで割ることが出来ます。

傷を着けると、そこに添ってプライヤで、パリンパリン割ることが出来ます。

次に、グレーのガラスから、枝と葉を切り出します。

枝の型紙は、鼻息で吹き飛びそうな細長いものです。

小枝の型紙は、鼻息で吹き飛びそうな細長いものです。これも、丹念に板ガラス上に仮置きし、そしてマジックで写し取ります。

帰路割ったガラスピースは、型紙と1対1対応で管理します。なにせ、800ピースあるわけですから、1個も迷子にならないように箱に詰めておきます。

切り終わったガラスピースは、型紙と1対1対応で管理します。なにせ、800ピースあるわけですから、1個も迷子にならないように、箱に詰めておきます。

数日、朝から晩まで、粛々とガラスカットが続きます。ちょっとした座禅の境地です。

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