うしく現代美術展では、毎年、牛久市内の小学5,6年生が、課外授業として観賞に来てくれます。私達出展作家は、ローテーションで説明員として会場につめ、子供達相手に美術談などします。しかし、現代アートは全般に難解で、小学生たちにどれだけ伝わったか、良くわからない世界です。
昨年までは、中学生も対象で、全市立中学の生徒さん達が来てくれていたのですが、今年から小学生のみに対象を絞り込みました。
私が小学生の時もそうでしたが、絵が好きだからと言って、なんでも描きたいというわけではなく、描きたい対象は限られていました。私の場合、小1,2年は鳥や動物、3,4年は爬虫類、5,6年は城や寺などの建物でした。そのような話を今の子供たちとするのは、楽しいです。基本的には、同じですね。
子供達からの質問で一番多いのは、ガラス・フュージングの技法について。特に、色ガラスの定着とか整形についてでした。次に、絵のモチーフ。でも、この時は5年生だったので、禅の「悟」について話そうにも、その禅も、悟りもまだ教わっていない言葉だったようで、彼らちんぷんかんぷんでした。仕方ないので、十牛図の牛をお金に例えて、「最初は追い求めるけど、最後は要らなくなるんだよ」と適当な説明をしておきました。
ちなみに、十牛図の説明はこちら。
子供達と、わいわいがやがや、楽しいひと時でした。
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