ガラス・フュージングで大量の猫のお皿を作りました

今まで主に自主制作で、フュージング画のパネルを作ってきましたが、その作品を、時々うちに来て下さるお客様が、(当初は購入目的でないのに)気分で購入してくださることがあります。その売れ筋と言ってはオコガマしいですが、よく買ってくださるシリーズに、「悪のり猫」シリーズがあります。最初にステンドグラスで悪のり猫を作ったのが2002年ですから、かれこれ12年も続くシリーズです。

特徴は、何かしらの職業(主に職人)に就いていて、それでいて気が入っていない、黄色い目の猫です。「悪のり」というのは、猫自身ではなく、私が悪のりで作っているという意味です。肩の力が抜けているので、私が言うのも変ですが、楽しい作品です。

今回、大小5枚のフュージング画絵皿で、悪のりを作りました。

焼成前の悪のり猫

焼成前の悪のり猫。グリザイユで輪郭が描いてあるので、最終工程に近い焼成。

ガラスのお皿?良くあるやつね!と思われるかもしれませんが、作るのに、かなりの手間と時間がかかります。

焼成の回数によって、工程を箇条書きにすると以下の通りです。

<焼成1回目>ベースになる透明のガラスと、ブルーのガラスを寸法に切って、窯の中に入れ、フュージングで結合します。

<焼成2回目>裏返して、もう一度焼き、結合の境目を、完全に無くします。

<焼成3回目>猫の身体と、主だったパーツの部分に、白いオパールセントガラスの粉を盛って、焼き付けます。

<焼成4回目>もう一度白ガラスを盛って、高さを増します。

<焼成5回目>紫色やブルーの部分に、粉ガラスを盛って、焼き付けます。

<焼成6回目>猫や、パーツの輪郭を、水溶きグリザイユ(専用の黒い顔料)で描き、焼き付けます。

<焼成7回目>猫の影の部分にグリザイユで、影を描きこみ、バジャーブラシでぼかします。そのあと焼き付け。

<焼成8回目>お皿の形のカーブを持ったセラミック製の型に載せて、全体を曲げます。

以上で完成です。焼成は1回8時間かかりますし、冷えるまで半日かかりますので、とても気の長い仕事です。この作業のために、絵柄に合わせたマスクなど作らなければいけないので、作業は多岐にわたります。それ以前に、デザインもありますし。

こうしてできた力作5点をご覧ください。

猫のパン屋

猫のパン屋。ふざけて一人バイオリンを弾いています。大きさは36x26cm

猫の書記官

猫の書記官。まったくやる気がありません。大きさは36x26cm

猫のパティシエ

猫のパティシエ。珍しく仕事をしています。大きさは27x19cm

猫の農夫

猫の農夫。蝶々と戯れています。大きさ26x19cm

猫の釣り

猫の釣り。やる気がありません。大きさ26x19cm

今回、写真撮影用のミニセットも作りました。大きなラシャ紙を3種類買ってきて、背後に敷いています。

猫の次のフュージング画絵皿と、オブジェも、もっか制作中です。

フュージング画のお皿とオブジェ

フュージング画のお皿とオブジェ。焼成直前。

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