直径90cmの、丸い和風ステンドグラス「竹林」を取り付けてきました。パネルを、自分で取り付けるのは、久しぶりです。
場所は、個人邸の和室、床の間の丸窓です。家屋自体はずい分前に建てられたものですが、施主さんは、以前からこの丸窓にステンドグラスを入れたかったそうです。そして、この丸窓の外側にマンションが建つのを機に、ご依頼くださいました。目隠しの意味もあるのかもしれません。
取り付け当日。まず、既存のガラス窓をよくクリーニングします。
ステンドグラスパネルをアルミサッシの内側に、はめ込むのですが、少し大きかったようです。丸窓の場合、サッシが真円でないことが多いので、干渉することがあります。そこで、ステンドグラス周囲の鉛部分をかんなで削って調整します。
ステンドが入ったら、押縁で固定します。今回は、曲面ですので、プラスチック(ABS樹脂)製の柔らかい押縁(モール)を使います。断面は幅15mm×厚6mmです。
この押縁をタッピンネジで固定して完成です。
床の間が、華やかになりました。ステンドは、アンティークガラスを使っているので、窓の向こう側の景色が程よくゆがみます。マンションの壁が気にならなくなりました。
※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。
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