久しぶりのフュージング画作品のオーダーメイドです。
フュージング画のよさは、背後に必ずしも光がなくても、見られるということです。背後に必ず光(光源)を必要とするステンドグラスと大きく異なる点です。フュージング画は、壁にかけても良いですし、窓に設置すると昼と夜とで別の表情を楽しめます。
このフュージング画の設置予定場所は浴室だそうです。浴室は湿気が多く、鉛で組むステンドグラスが最も苦手とする場所です。鉛の錆が進行し易いからです。さらに、鉛は有毒ですので、錆が浴槽内に入ると危険です。その点、フュージング画はその危険性がなく、浴室でも美しく見られます。
制作の第1段階は、ベースガラスに白のガラスパウダーと紫のパウダーを振り掛けて、焼成させます。
専用の電気窯で焼成します。粉が吹き飛ばないように、そおっと、設置します。
半日かけて、焼き上がりです。この状態になるまで、すでに3回も焼成しています。黄色と紫がビビッドです。
さらに絵を描きこんだり、板ガラスを融着したりと、完成までに何回も焼成を繰り返します。
幅70cm以上のこの板が3枚で1つの絵になります。お楽しみに。
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