身体障がい者施設に、「フュージングガラスの会」で出向くようになって半年以上になりますが、上肢・言語の両方が不自由なAさんのために、今回はヘッドセット式のポインティングツールを試作して持っていきました。
原理は、レーザービームのような細い光を出す小型の懐中電灯を頭につけて、それで、卓上や壁などの一点を指し示す「ポインター」です。ただ、市販のレーザーポインターは、光が他人の目に入った時危険なので、今回はLED電灯を改造して柔らかいピームになるようにしました。
材料は、ホームセンターで入手したLEDヘッドセットライト、工作用の凸レンズ(百均ショップ)、フィルムケース、紙、プラ板です。
完成品は、下の写真です。右側の紙の筒を出し入れしてピントを合わせます。
今日、これをAさんと職員さんの協力の下、頭に付けさせてもらいました。
早速、ガラスフュージングのピースを、光で指し示して選んでもらう作業です。
装着初日にもかかわらず、上手に差し示しています。上の写真では次に、この選んだピースを、名刺大の左のガラス上の置きたい位置を指し示すことで、移動させます。
このポインターを持っていくにあたり、別に50音シートも持って行きました。光でひらがなを順に指し示すことで、「言葉による意思伝達」が出来るようになるのでは、と思ったからです。
Aさんが普段家庭などで、どのような意思伝達方法をとられているのかまったく知りませんので、お節介だったかもしれませんが、Aさんにとって、なにか新しい可能性が広がるといいなあ、と思っています。
師匠!!
どこまで凄い人なんでしょう!!尊敬~~~!
最近、動画やらブログやらでお顔を拝見しているので
師匠がなんだかとっても身近に感じられます。
Aさんの作品、完成が待ち遠しいですね。
あんだんてさん こんにちは
まあ、(元)技術者魂が、騒いだ結果です。
あんだんてさんも、ガラスに、歌に、大活躍ですね。お互い、もてる芸は全て活用していきましょう。