パネル「花嫁」に使う板ガラスには、ドイツのアンティークガラスメーカーであるランバーツ社のものを使う予定でしたが、国内商社が品薄のため、コンテナの入港を待っている状況です。
しかし、作業は進めなければならないので困っていたら、ある商社にフィッシャーというこれもドイツのアンティークガラスメーカーの板があるということを知り、急遽仕入れました。
フィッシャー社は、世界中にファンが多かったにもかかわらず、すでに解散してしまっています。復刻を望む声が有り、今はランバーツ社で人気の高い色だけ復刻版を製造しています。
今回は、正真正銘のフィッシャーを7枚取り寄せました。ランバーツの「明るさ」に対し、フィッシャーは少し「渋目」で「重厚」な印象です。
これで、まず樹木をカットしています。
さらに、花嫁のドレスは、カットした後グリザイユで調子付けをして焼成です。
アンティークガラスのメーカーがもっと多いと良いのですが...採算が取れずどんどん廃業していくようです。
ちなみにアンティークガラスとは、古いガラスという意味ではなく、古式に則り手吹きという製法で作ったガラスという意味です。