ランプ作品集 gallery

0402ステンドグラス行灯「竹」

【アンバーバージョン】  スランピングという、板ガラスを電気窯の中で湾曲させる技法を使い、円筒状に成形しています。 普通、円筒状のステンドグラスランプを作る場合は、細長い短冊状の板をぐるりと並べるのですが、 これですと、繋ぎのハンダ線が多くなり、全体として重たい印象を与えます。 その為、この作品では軽妙な雰囲気を出したくて、スランピング技法を使いました。
藪の中の生きた竹と言うより、切り出して人の用に供する中で、味わい深く黄色く変色した竹をイメージしています。 落ち着いた行灯を、和室の床の間に飾ってみてはいかがでしょう。 内部にはリンクランプと言う、長さ40cmの細長い電球が入っていますので、円筒状のシェード全体がほのかに光ります (市販のE17口金の電球も使えます)。

【グリーンバーション】  シンプルなステンドグラス行灯ですが、めちゃくちゃ苦労しました。 下の方1/3位の処に、少し膨らんだ節のデザインを施しているのですが、この膨らみのために、 特別なスランピング(熱でガラスを曲げる技法)型を作り、1ピースずつ釜で整形していきました。
このスランピングだけで数日かかり、その後、すべてのピースがぴったり合うように、ルーターという研磨機で削っていきました。
和室の床の間などに置いたら素敵だと思うのですが、どうでしょう。

サイズ: φ150mm×縦490mm(木製ベースを含めた高さ52cm)
設置場所: 床や台の上
制作経緯: 自主制作
制作年度: 2002年

0402「竹」「竹」アンバーバージョン
ステンドグラス行灯「竹/アンバーバージョン」

0402「竹」「竹」アンバーバージョン
「竹/アンバーバージョン」

0402「竹」「竹」グリーンバージョン
「竹/グリーンバージョン」

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