ランプ作品集 gallery

0101テーブルランプ「蔦(つた)」

このステンドグラス ランプは緑から赤へ紅葉していく蔦と、ポイントの女性をデザインし、 ティファニーランプ調に平成11年春に制作しました。 全体的な色相は、赤中心のきわめて狭い領域に抑えました。 写真では見にくいですが、蔦の実が紫で、少し変化を添えています。 題材も静的なもので、しっとりとした作品を目指しました。 ピース数は650個程度です。板ガラス素材は、米国ブルズアイ社、ウロボロス社の比較的高級なリングモトルを使用しました。 ランプシェード上部の緑の葉が下部に移るに従って赤くなる様は、1枚のガラスの色むらを利用しました。 その結果、ガラスからの切り出しにはかなり注意を要し、無駄も生じてしまいました。

ランプベースは3灯式(電球3個点灯)です。 やはり、ステンドグラスシェードの隅々まで万遍なく投光させるには、これが一番です。 シェードの補強は、1) 最上部に真鍮鋳物製のリングを用い、2) 最下部に真鍮パイプのリムを埋設し、 3)その間を放射状にはわした銅製リブで繋いでいます。
元機械技術者であった私は、この辺の手抜きは許せないのです。 一度、安価な輸入ステンドグラスと、その施工具合を比較してみて下さい。

サイズ: 直径430mm×高さ480mm
設置場所: ダイニングテーブル上
制作経緯: 自主制作
制作年度: 1999年

0101「蔦(つた)」今はペンダントランプにして食卓を照らしています
グラス工房達風ステンドグラス0101「蔦(つた)」今はペンダントランプにして食卓を照らしています

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