フュージング画の良さは、ガラスの溶着が何度でもできるということです。ただ、一度、くっついてしまったガラスは、基本的には剥がせないので、少しずつ様子を見ながら、重ねていくことになります。
3、4回目の焼成は、ガラスパウダーを、茶こしで振り掛けて、うっすらと広範囲に着色しました。
![5回目の焼成直前。](http://www.tappu.com/blog/wp-content/uploads/2017/01/170122_1-400x300.jpg)
4回目の焼成直前。山なみの部分が白っぽいのは、ガラスパウダーが振り掛けてあるからです。
5回目の焼成で、ガラスパウダーの被せは終わりです。
![これから5回目の焼成です。](http://www.tappu.com/blog/wp-content/uploads/2017/01/170122_2-400x300.jpg)
右下の街並みの部分に青のガラスパウダー、空にもターコイズブルーのパウダーを振り掛けて、これから5回目の焼成です。
「フュージング画」は、フュージング+画です。ここまでの焼成は「フュージング」でしたが、これからはグリザイユ絵付けによる「画」の段階です。
![山なみに、グリザイユで陰影を付けていきます。](http://www.tappu.com/blog/wp-content/uploads/2017/01/170122_3-400x300.jpg)
山なみに、グリザイユで陰影を付けていきます。
グリザイユは、ステンドグラス用の伝統的な顔料で、基本色は黒かこげ茶色です。恐らく主原料は酸化鉄の粉です。これを水で溶いて、和筆で絵付けします。
![桜の幹の部分は、紫のガラスですが、ここにもグリザイユで影を付けます。](http://www.tappu.com/blog/wp-content/uploads/2017/01/170122_4-400x300.jpg)
桜の幹の部分は、紫のガラスですが、ここにもグリザイユで影を付けます。
次に、グリザイユも焼成することで、ガラスに定着させます。
ブログのランキングに参加しています。ぜひワン・クリックお願いします(励みになりますので)。
にほんブログ村
![にほんブログ村 美術ブログ ガラス工芸へ](http://art.blogmura.com/glassart/img/glassart130_18_1.gif)