フュージング画「桜と富士」は、グリザイユ絵付け段階です

フュージング画の良さは、ガラスの溶着が何度でもできるということです。ただ、一度、くっついてしまったガラスは、基本的には剥がせないので、少しずつ様子を見ながら、重ねていくことになります。

3、4回目の焼成は、ガラスパウダーを、茶こしで振り掛けて、うっすらと広範囲に着色しました。

5回目の焼成直前。

4回目の焼成直前。山なみの部分が白っぽいのは、ガラスパウダーが振り掛けてあるからです。

5回目の焼成で、ガラスパウダーの被せは終わりです。

これから5回目の焼成です。

右下の街並みの部分に青のガラスパウダー、空にもターコイズブルーのパウダーを振り掛けて、これから5回目の焼成です。

「フュージング画」は、フュージング+画です。ここまでの焼成は「フュージング」でしたが、これからはグリザイユ絵付けによる「画」の段階です。

山なみに、グリザイユで陰影を付けていきます。

山なみに、グリザイユで陰影を付けていきます。

グリザイユは、ステンドグラス用の伝統的な顔料で、基本色は黒かこげ茶色です。恐らく主原料は酸化鉄の粉です。これを水で溶いて、和筆で絵付けします。

桜の幹の部分は、紫のガラスですが、ここにもグリザイユで影を付けます。

桜の幹の部分は、紫のガラスですが、ここにもグリザイユで影を付けます。

次に、グリザイユも焼成することで、ガラスに定着させます。

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