墨画風ステンドグラス「イチジク」は、ガラスカットの真っ最中です

注文制作の「イチジク」はここ数日、ガラスカットが続いています。
赤いガラスで、実の部分を表現し、3階調のグレーのガラスで葉と茎を表現します。

使用するガラスの原板です

使用するガラスの原板です

全体の90%のガラスがステンドグラス専用のアンティークガラスで、特に赤いストリーキーガラスが高価なものです。

赤いガラスの上に、イチジクの実の型紙を置いて、その輪郭をけがいています

赤いガラスの上に、イチジクの実の型紙を置いて、その輪郭をけがいています

また、ストリーキーは、赤の濃淡が流れ模様のようになっていて、とても美しいです。切るのがもったいないくらいです。

マジックのケガキ線の少し内側に、ガラスカッターで傷を付けていきます。

マジックのケガキ線の少し内側に、ガラスカッターで傷を付けていきます。その後プライヤーで折り割ります。

墨画風ステンドグラスの特徴は、ほとんどのパーツをグレーで表現するところにあります。葉の部分にもグリーンは一切使いません。

グレーのガラスの上に葉の型紙を配置しています

グレーのガラスの上に葉の型紙を配置しています

イチジクの葉は、切れ込みが大きく、細分化しないと切れません。

葉は、外周だけでなく、葉脈の部分でも切っていきます。

葉は、外周だけでなく、葉脈の部分でも切っていきます。

写真左側のコンテナに入っているのが、切り終わったパーツです。型紙とガラスピースを1対1対応で重ねて、管理します。

ブログのランキングに参加しています。ぜひワン・クリックお願いします(励みになりますので)。
にほんブログ村 美術ブログ ガラス工芸へにほんブログ村

コメントは受け付けていません。