全てのガラスピースのカットが終わり、研磨作業です。ガラスカットと言っても、実際は傷を付けて割っているので、周囲は鋭く尖っています。このままでは手を切ったり危険ですし、周囲に銅テープを巻くのですが、うまく着きません。そこで、ダイヤモンド砥石を回転させて、周囲を研磨するルーターを用います。
ルーターを使って、ピースの一つひとつ、周囲を研磨します。ぐるっと、一回なめれば終了です。鋭かった切断面は、研磨されて程よくざらっとした肌になります。
ヨーロッパのステンドグラス職人は、このルーターをほとんど使いません。ガラス同士をちゃんちゃんとこすり付けて、研磨は終わりです。日本とアメリカのステンドグラス制作者は、このルータを多用し、最終的な形状調整をします。
私の場合、ガラスカット時点で、型紙よりわずかに小さく切っているので、ルーターではほとんど形状調整が不要です。尖ったところを丸くするだけです。
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